企業形態別アドバイス

今すぐ転職したほうが良い企業とそうでない企業(大手企業編)

転職相談が非常に盛んに行われている。とある大手エージェントは、転職相談だけで毎日の日程が埋まっていて休みがない状態である。

転職は積極的にしてもいいと思うが、転職状況を見ていて、転職をしないほうがいい企業の人が多くいるように思われる。

ぜひ、自分の現況をもう一度振り返って、本当に転職したほうがいいのか考えてみてほしい

転職をすべきとはどういうことか

転職をすべきと私が述べている企業は、長期的に見て、会社の成長が見込まれないこと、および、会社に残っていることで転職ができるほどの十分な市場価値が得られそうにない企業を指している。

また、給料の伸びもそこそこであり、同じ学歴の同世代に比べて十分な年収が得られない人も転職すべきと私は書いている。

ただし、国家公務員や新卒ベンチャー組は除かせていただく。

40歳で年収1,000万円に達しない大手企業は、問答無用で転職すべきだと考えている。

転職すべき企業

さて、転職をしてほしいと考えている企業は、ジャパンアズナンバーワンの時代に隆盛を極めていた日本のメーカー群だ。

具体的には、富士通NEC三菱電機キャノンあたりだ。

これらの企業群は、高学歴の若手をたくさん採用しているが、若手の間の成長性、給料、会社の将来性という観点から考えると、早く辞めたほうがいいだろう。

特に海外市場で目立った戦績を残せていないことが根拠となっている。

多くの人が会社の将来を悲観している、東芝やオリンパスあたりは問題があるといえば問題があるが、会社が上向く可能性はある。

だが、もし転職できる力があなたにあれば、今いる会社に根深い問題があるときは辞めたほうがいいだろう。

メーカーのなかでも海外市場健闘している、トヨタ、ユニ・チャーム、旭硝子あたりは、将来の可能性があるため、チャンスを掴んでいける人にとっては良い会社だろう。

また、日本市場で安定した強さのあるキーエンスや大成建設、JRグループ各社、NTTグループ各社あたりも、市場の特殊性や、国からの保護によって生き延びていくはずだ。

キーエンスも最近は働きやすくなり、墓がたつほどの働き方ではなくなってきている。

ただし、キーエンスは創業者が一気に成長させた元ベンチャーであるため、経営者によってはどうなるかはわからない。

自動車系の会社であるアイシンといった企業も、日本の自動車産業がある限りはもつだろう。

金融系に関しては、基本的には会社を辞めないほうがいいことが多いが、第一生命といった保険会社は今後が厳しくなっていくであろう。

東京海上日動といった損保関連の会社は、待遇もよく、よほどのことがない限り会社はなくならないだろう。

印刷会社である大日本印刷や凸版印刷は、デジタル領域の競争にやや遅れ気味であるし、待遇も上昇が止まるのではないかとみられており、先行きが不透明なので、他の会社への動きは早いうちにしたほうがいいだろう。

転職するかは真剣に検討したほうが良い企業

さて、検討をするが無理に動かないほうが良いのがメガバンクである。

三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行は待遇もよく、やばいと言われながらずっと生き残ってきている。

第一勧業銀行に入行した人も、さくら銀行に入行した人も、東京銀行に入行した人も、時代のあおりを受けて閑職に追いやられた人はいるものの、生活できないレベルになっている人は少ない。

ただし、本社で羽振りをきかせていた生活水準の人は、片道切符になり給料が下がったときにつらい思いをしている。

なお、みずほ銀行は、三菱UFJ銀行に比べると給与面での待遇は良くないし、今後の生き残りという観点では少し怪しいと思うのは皆が承知のとおりだろう。

銀行員は30歳を超えてくると受け皿が極端に減ってくる

頭は良いが、他社で通用するスキルもないし、給与面で釣り合うところが少ないのが現状である。

フィンテック系のベンチャーでもメガバンクの人は需要が減ってきている。

一方で銀行員は、総合系コンサルティングファームに転職して頑張っている人が多いので、動くなら早めかつコンサルを見ておくとよいだろう。

銀行員の性質上、コンサルの仕事はほかの仕事に比べて肌に合いやすい。その一方、価値の出し方が大きく異なるので注意しよう。

もっとも銀行員は、価値というものが何かを考えている人が少ない。

銀行と同じく、証券も生き残れるならしがみついていったほうがいい。長期的に成果が出せる方向性が見えてきたら、無理に転職する必要はない。

証券会社出身の人でネット系の証券会社に転じる人がそこそこいたが、現在はネット系に強い人が証券に乗り出してきているので、安易に大手証券会社の人が転職できるわけではない。

たいしたコネがない証券マンはタダの一般人になってしまうので注意しよう。

同じ野村證券でも、投資銀行部門で活躍しているバンカーには活躍の道はあるので気にしないで欲しい。

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転職はしないほうがいい企業

さて、転職したいとやってくるのは三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅、三菱地所、三井不動産、野村不動産、JRといった企業群の若者が多い。

だが、これらの人は、よほどのことがない限り転職しないほうがいい

よほどのこととは、上司やチームを当面変えることができず、ひどいストレスを抱えて働いている状態か、各会社の中で、投資やM&Aといった特殊な仕事に従事しており、他業界の転職先の業務と親和性がある少ないチャンスを手にしていることだ。

最も転職したい理由として多いのは、つまらない、やりがいがないというものだが、これらの理由では、すでに年数が経っている場合は動かないほうがいい

これらの企業群の人は転職して後悔することが多い。そのくせ転職でオススメされることが多いリクルートなどの企業は毛嫌いしてくる。

リクルートは中途かつ大企業出身の人を受け入れるのに良い会社なので、リクルートは嫌だけどベンチャーならと言っている人は転職しないほうがいい。

また、学生時代にベンチャーインターン経験がない人は、ベンチャー企業の目利きができないので、ベンチャー転職は失敗する。

ベンチャー転職で失敗すると、精神的ダメージが大きすぎる。

ベンチャーからベンチャーに転職して失敗した人はすぐに切り替えることができるが、総合商社から転職して失敗した人の立ち直れなさは、見ていてつらいものがある。

転職の事例収集をする

転職で大企業を離れる場合は、すでに辞めた先輩に話を聞こう

リクルートやアクセンチュアといった会社の人に転職失敗が少ないのは、在職中から辞めたOBOGと交流があり、転職でうまくいっている人、そうでない人の事例を知る事ができるからだ。

自分と似たタイプの人がサイバーエージェントでうまくいっている、Googleでうまくいっていない、といった情報が入ってくるといい判断材料になる。

大手企業ほど退職者を排斥しがちだが、個別に連絡をとって近況を聞こう。近況で転職状況をストレートに答えてもらえれば、自分の転職の方向性がある程度見えてくる。

大企業からの転職を止めるのは当たり前

特に不満もないのになんとなく大企業から離れると後悔してしまうので、転職する強烈な
理由がない限り転職はおすすめしない

うつになりそうなほど今の環境が嫌だ、この分野で起業したい、人生かけたいといった、プラスでもマイナスでも構わないので強烈な動機があるべきである。

コンサルティングファーム間を移動する転職と、大企業からの転職には大きな違いがあると思っておこう。

面白い企業も登場

今後は、ホンハイに経営支援されたシャープのような企業が増えてくるだろう。

一度傾いたが再生していく企業は強い。

まだ完全復活とまでは言えないが、JALは復活している。

反対を押し切ってコストカットや効率化ができる経営者がいれば、会社は変わっていくのだ。

こうした再生ができる会社を体験できるのは、ある意味ラッキーだろう。

中途半端に東芝のような状態になっていると今後が不透明だ。

転職をするなら準備は早めに

大企業の人は、転職の際の企業見定めが下手なので、早い段階から情報収集をしよう。

なんでも構わないので、知っている企業名の数を増やしておこう。

転職先としてここはどうかなという目を常にもっておいてほしい。

ビズリーチは絶対に登録して、スカウトを確認しよう。

自分が転職できるところだけでなく、同じような会社の人がどんなところに転職しているかが見れる。

またビズリーチのエージェントには、大企業を辞めて人材業に転身した人がいるので、同じ会社の先輩がいることもある。

ビズリーチは会社のOBOGに出会えることもあるので、利用しよう。

ビズリーチの登録はこちら

また、ビズリーチを登録している場合は、リクルートが運営するキャリアカーバーをおすすめしたい。
また、大企業からの転職でよいポジションをゲットしたいときは、転機クライス&カンパニーといった幹部採用を支援する会社も見てほしい。

非常にプロフェッショナルな対応をしてもらえる。