企業形態別アドバイス

銀行員、メガバンクからどういう会社に転職するのか

銀行員からの転職相談は増加の一途をたどっている。

銀行員らしい質問なのだが、銀行員はどういう会社に転職しているか、銀行から転職してリスクはないかということを質問される。

自分で調べてほしいとは思うが、若いとあまり情報がないので転職先についての話をさせていただく。

20代の転職がしやすい理由

20代だと転職自体はしやすい。理由は若手ということでポテンシャル採用してもらえる可能性が高いからだ。

ポテンシャル採用は、学歴と所属企業を中心に、面接で今後の伸びしろを確認する。

銀行員は高学歴であることが多く、また、メガバンクの場合は有名企業であり、企業に属する従業員として適正ありとみなされる。

だが、銀行は1,2年目で辞めると異端児のように思われるのでなかなか辞めにくく、また辞めた人の情報も、仲がよくないと入ってこないだろう。

銀行員は元来噂好きが多く、噂を集めている人が出世している節もあるが、辞めた人の情報はなかなか入ってこない。

30代になると転職が難しくなるシンプルな理由

30代になると転職が難しくなる理由は、希望年収を満たすところがないからである。

三菱UFJ銀行だと7年目で調査役になり、年収1,000万円を超えているが、他社では通じるスキルが身についているとは言いがたい。

銀行で調査役(*銀行によって役職名は違う)となると、まだまだ下っ端ではあるものの階級が上がったという意味で大きな価値を持つ。

この立場を捨てて、年収ダウンで転職する人は実際多くない。

銀行員の方は結婚も比較的早く、コンサルタントや外銀のバンカーたちに比べると離婚率もおそらく低く、安定した生活を送っている。

そのなかで転職することは大きな意味を持つので、思い切って転職することは難しいだろう。

銀行員の転職先を見てみる

銀行員の転職先として多いのは、アクセンチュアやPwC、デロイトといったコンサルティング企業だ。

毎月のように各企業に転職をしている。私の体感ベースになるが、三菱UFJ銀行の人はコンサルティング業界に転職して、かつその後生き残っている確率も高い。

当サイトでも銀行員からコンサルタントへの転職事例も紹介している。

投資銀行への転職に興味がある人がいるが、実は、メガバンクでの仕事と投資銀行の仕事は、似て非なるものである。

それはマインドが違うことに由来する。

商業銀行と証券ではそもそも業種が違うので業務が違うことは当然だが、投資銀行は、競争的かつチームワークを重視して成果を出そうとするのに対し、メガバンクでは、目立つことはあまりよしとされず、目立たないが、着実にミスなく成果を徐々に、徐々に積み上げていくことで出世していく。

投資銀行のMD以上の人と会うと、そのオーラに圧倒される。一体どれだけの戦場をくぐりぬけてきたのかと思わされる。

なお、メガバンクも上級職は東大法学部、もしくは東大経済学部のエリートたちがおり、彼らの頭脳に圧倒されるので、昔は非常に優秀な人たちが就職していたことがわかる。

少し話がそれたが、マインドの違いから、メガバンク出身者は証券業界、特に外資系投資銀行に転職もできないし、転職できたとしても生き残っていくのが厳しい。

外資系投資銀行で転職して生き残るのは、業務が重なっている日系証券の出身者だ。

コンサル、投資銀行以外の転職先だとベンチャー企業が有力だ。

ジェネシア・ベンチャーズ代表の田島氏は、新卒メガバンクからサイバーエージェントへ転職し、その後、ベンチャーキャピタリストとして活動している。

八面六臂代表の松田氏は、京大、UFJ銀行を経て、ベンチャーキャピタルへ転職して起業している。

最近はエンジニアに転身する事例もある。MUGENUPの一岡氏は、銀行員をやめた後、フリーランスエンジニアになっている。

当サイトで紹介したこともあるEngineered Intelligence社の今川氏もエンジニアに転身した経歴がある。

また、銀行を辞めて起業する人もでてきた。

有名な事例だと、ユーグレナの出雲氏だ。出雲氏は学生時代の研究を生かして起業しているが、出雲氏は、一度銀行を挟んで起業し、成功を収めた。

タリーズコーヒージャパン創業者の松田公太氏は、三和銀行を経て、タリーズを日本に輸入し成功した起業家となった。その後、国会議員になるというキャリアを開いた。

銀行員の転職先は最近の事例をチェックせよ

銀行にいると、経営者として転職できると勘違いしている人が多い。もちろん過去には、銀行出身者が大手企業の社長になる事例はある。

任天堂の社長を務めていた君島氏は、三和銀行を経て任天堂に入社し、岩田氏のあとの経営という重責を果たした。

なお君島氏は株式会社ポケモンの代表の経験があり、かつゲームに関しても理解があったので、通常の銀行出身の経営者とは違う点もあった。

アサヒビールで活躍した故樋口氏は、滋賀大学卒業後、野村証券、その後、京都大学に学士入学し、住友銀行で勤務したのちにアサヒビールに転じて、最終的には社長を務めた。

かつては、銀行員がエリートと評され社会でのエリートネットワークがあったが、今の若い世代の銀行員はエリートとみなされないので参考になる事例となる人を集めていこう。

過去の20,30歳も上の人を銀行員としてのキャリアの参考にしてはいけない

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VCになりたいは安易に言わない

銀行員でVCをやってみたいという人が多くいる。よくVCのことをわからずに話している人がほとんどだ。

VC以前に投資先のベンチャーのことをほとんどわかっておらず、メルカリを知っている程度で、メルカリの豪華な経営陣についてもよくわかっていない。

ベンチャーのことをよく知らないにもかかわらず、VCになりたいとは言わないほうがいい。

お堅いと思われているジャフコでベンチャー投資をしている人は、ベンチャーに非常に詳しく、ニュースにならないくらいの企業まで情報を網羅しているので、実際に働いている人と、外から見ている人とでは雲泥の差がある。

どうしてもVCになりたい人は、ベンチャーの情報を常に集めるようにしておくとよいだろう。

銀行員の転職先事例を調べるために

銀行員の転職事例を調べるためには、転職エージェントに相談をするとよいだろう。

転職エージェントは銀行員の最近の事例を知っているので、銀行員の転職の可能性について聞くとよい。

銀行員をアクセンチュア、またはコンサルが嫌ならリクルートに転職させようとしてくるので安易に判断せず、銀行員らしく情報を集めてから動くようにしよう。

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