転職エージェント

転職エージェントのメリットとデメリットを解説する

人材業に携わる立場として、転職エージェントには基本的に会ったほうが良いよというスタンスを取っており、普段メリットしかない前提で話している。

しかし、そもそも転職エージェントに会う必要なくないですか?と言われたことがあり、転職エージェントに会うメリットとデメリットについて改めて考えてみた。

できるだけポジショントークにならないように解説させていただく。

転職エージェントを使わなくなる時代がくるか

転職エージェントを介さずに転職している人は増えてきている。

メルカリ等は、リファラル採用と呼ばれる、社員の知り合いを紹介する制度を積極的に活用している。

また、サイバーエージェントやアクセンチュア、Googleといった企業は、紹介した社員にお金を払うことで紹介を促す制度もある。

また、ビズリーチやエンジニア転職サイトの発達によって、企業が直接求職者に連絡を取ることができる時代になった。

よって、転職エージェントに求められる付加価値は、ただ企業を紹介するだけではなくなってきた。

それでも転職エージェントを使う理由はあるだろうか。具体的なメリット、デメリットを提示させていただく。

余談ではあるが、以下の記事でも転職エージェントについて触れているので、時間のある方はぜひ一読願いたい。

転職エージェントと会うときに注意すべきこと転職エージェントを利用する人は多い。 だが、転職エージェントとコミュニケーションを取るなかで、転職エージェントにいいくるめられて本...

転職エージェントのメリット

転職エージェントを使うメリットだが、キャリアアドバイスをしてもらえることが大きい

しかも、第三者のフラットな立場でアドバイスしてくれるので、無難なキャリアを提示してくれる。

自分のこれまでのキャリアで金融業界の経験がないのに、いきなり投資銀行に転職したいという人がいるが、こうした無理な話を持ち込んだときに、転職エージェントは優しくどうしたらよいかを教えてくれる。

未経験で投資銀行に転職するなら、一回FASを挟みましょうとか、コンサルを挟みましょうとか、人気はないけどここなら未経験採用してくれますとか、求める方向性に対してのキャリアプランを提示してくれる。

直接企業に応募した場合は、自社にふさわしいかどうかの判断だけで、不合格の場合はどういうキャリアがふさわしいか、どういうキャリアなら可能性があるかというアドバイスをもらうことはできない。

転職エージェントはこれまで、数百、数千という人のキャリアを見てきているので、キャリアの具体的な事例を知っている。

例えば、大手デベロッパーからベンチャーに転職したたいていの人は失敗している、ということや、商社からは直接ベンチャーに行くよりコンサルをはさんだほうがベンチャーで活躍する傾向にある、といったデータを持っている。

特に、失敗した人の例は世の中にはあふれないが、転職エージェントには相談が来るので失敗者の例が集積されている

こうした事例をもとにアドバイスをしてくれるというのはありがたい。

だが、失敗の事例を出されても自分だけは成功すると思ってしまうのが転職者の心理であるので、なかなか聞き入れるのは難しい。

しかし、実際の失敗事例を聞くことは、自分が転職に失敗しないためにどういった行動を取るか決めるうえで大変参考になるので、相談してみてほしい。

転職エージェントによっては、なんとなくこういうキャリアが良いんじゃないの?というアドバイスをしてくれることもある。

案外参考になることも多いので、理由を聞いてみて納得しそうな点があれば、アドバイスを参考に企業に応募してみよう。

転職エージェントがいきなり具体的な企業を紹介してくる場合は、よほど趣向性とマッチングしているのでない限りは避けたほうがよいと思われる。

業界の話を飛ばして企業を紹介してくる人は、たいていの場合、決定を急いでいるだけである。

転職エージェントの都合で転職をすることだけは避けてほしいところである。

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転職エージェントのデメリット

転職エージェントのデメリットは、無難なキャリアしか紹介してくれないことだ。

これまでの経験上、転職できる可能性のあるところを紹介してくれるが、転職エージェント自身が支援経験のない転職だと、転職は無理ではと言われてしまう

今でこそ、銀行員からフィンテック関連のベンチャーに転職する人が増えたが、最初は銀行員の経験が活かせるところは少ないのでは、と言われていた。

フィンテックはネット系の業務であると同時にお金が関わるため、ミスが少しでもあるとサービスの信頼性を損なう。

銀行員出身の方は、細かいところまで支店長に怒られながらチェックしていたので、WEB領域にありがちな細かなミスがない状態で仕事を完遂することができる。

銀行員の人は仕事が遅いと言われがちだが、完璧を目指す姿勢が評価される職場もあるのだ。

フィンテックは今でこそ確立されつつある領域だが、最初のころはなかなか信頼されていなかったため、フィンテック領域への転職支援経験のないエージェントからすると、なかなか紹介しにくい領域だった。

また、テクニカルなことがわからないエージェントにとっては、ブロックチェーンといっても響かず、優れたフィンテック系企業への転職支援の機会を逃すこともあった。

デメリットはあれど転職エージェントは使え

こうしたデメリットはあるが、転職エージェントは自分のキャリアの現実的な選択肢を教えてくれる意味でも使うべきである。

今までのキャリアの延長線上にはない新しいチャレンジをしたときに、失敗しても戻ってきて仕事があるかといった相談だってできる。

ブランク期間が5年未満だったら戻ることも可能ですよ、といった具体的なアドバイスがもらえる。

事例を収集するうえでも、無難なキャリアについて知っておくために転職エージェントは必要だ。

自分はチャレンジャーだからほかの人とは違う道を行くという人も、自分が本当にチャレンジャーかを認識するうえで、転職エージェントに相談したほうが良い。

銀行員からベンチャーに行くのはかなり挑戦だと言いつつも、実はそういう事例はすでにたくさんあって珍しくないですよ、と言われることだってある。

転職エージェントとはビジネス関係にもなれる

転職エージェントのなかには、様々なビジネスを展開している人もいる。

人材ビジネスは原価がかからないので、儲かったお金を投資、不動産、飲食店といった領域に使い、新しい事業をしている人がいる。

いざ自分が独立や新規事業に携わった際に、転職エージェントから意外な情報をゲットできることもある

転職エージェントになることも考えてはどうか

転職エージェントへ転職する人の中には、転職エージェントに相談していくなかで、いつしか人材業の魅力に惹かれて転職エージェントへの転職を決意するという人もいる

最初から人材業界に転職したいです、という人は少ないのだ。

転職エージェントという職業は、原価もかからず独立しやすい領域であるので、将来起業を考えている人やお金を稼ぎたい人にとっては良い領域である。

転職エージェントは一例だが、転職エージェント以外にも自分に実現できそうな意外なキャリアが見つかることもあるので、転職エージェントに相談してみよう。

転職エージェントにまずは会っていこう

さて、転職エージェントについて語ったが、転職を志している方は転職エージェントにまず会うことからはじめよう

転職エージェントに会うのに手っ取り早い方法は、転職サイトに登録してメッセージを待つことである。

転職サイトのビズリーチに登録したら、転職エージェント数十人からメッセージがくるので、その中から適切な人を選ぶとよい。

ビズリーチは幅広い職種に対応しており、各職種に強いエージェントがいるのでおすすめである。