ベンチャー企業

日本から海外の人材に業務発注できる「SPOTECH」を運営する三好真社長に事業と会社のことを聞いてみた

労働者不足が日本でも叫ばれている昨今。

海外の優秀なフリーランス人材をスポットで採用できるサービスが登場した。

開発やデザイン、マーケティングなどの業務を海外に依頼することができるようにしたのが、「SPOTECH」だ。

今回は、SPOTECHを運営する株式会社SPOTECHの代表取締役である三好真社長にインタビューを実施した。

三好氏は高校生の時にジャニーズJrに所属し、ワタナベエンターテインメントを経て、慶應義塾大学に入学し、新卒でコンサルタントとなった後、起業している。


(写真:三好氏)

ビジネスでの勝負を志し、慶應義塾大学に21歳で入学

-三好さんのご経歴を教えてください。

兵庫県生まれで、滋賀県で育ちました。中学まではソフトテニスで全国大会に出るくらいで、他は普通の学生として過ごしていました。

人生が変化し始めたのは、高校生のときに関西ジャニーズJr.に入ったタイミングからです。

自慢するわけではないですが、ジャニーズは倍率が高く受かるのも難しいんですよね。しかもオーディションの日に、会場も間違えたうえに遅刻してしまいまして。

幸運だったことに、間違えて入った会場がジャニーズのダンスの稽古場でそこにジャニーさんがいて、なぜか気に入られて、その後の正しいオーディションの会場に行って受けた後に合格しました。

ジャニーさんだと気づかずに話していたので緊張していなかったことも大きいと思います。

-生まれながらにして大変強運ですね。

ただ、ジャニーズJr.は小学校から入っている子も多く、自分はジャニーズJr.の中では年齢が高いほうでした。

ジャニーズでは大きな活躍があったわけではないのに、いまだに昔のジャニーズ時代のファンとおぼしき方が私のWikipediaを更新してくれているようです。

その後、ジャニーズJr.からワタナベエンターテインメントに移籍し、D-BOYSというグループに所属していました。D-BOYSは俳優で有名になった城田優君と同じでした。

ウルトラマンや、働きマンというドラマに出演していました。

-そこから慶應義塾大学に入ったのはどうしてでしょうか。

自分の将来を考えたときに、このまま芸能の道で勝負するのではなく、ビジネスの道に進みたいと思い、大学に入学することにしました。

芸能活動をしていたので、21歳まで偏差値は30、そこから約10ヶ月猛勉強した上で、父が二浪して入れなかったと悔やんでいた慶應義塾大学に入学しました。

-偏差値30から10ヶ月で慶應というのはすごいですね。

短期間での集中力には自信があったのと、受験生でいうと3浪だったので、追いつきたいという気持ちが強く、やり遂げることができました。

-入学後はどのような活動をしていたのでしょうか。

ビジネスに関わる活動をしたかったので、ビジネスコンテストに出場したり、アントレプレナー概論の授業を受けたり、ディベートのサークルに入ったり、情報経営学の国領研究室に入ったりしてビジネスを学びました。ビジネスコンテストでは優勝も経験しています。

起業だと、OB訪問サービスのリリースや、WEBテスト運営会社を買収する経験もしました。

デロイトトーマツコンサルティングに入社し、海外プロジェクトに関わる

-そのまま起業を続けずデロイトトーマツコンサルティングに入ったのはどうしてでしょうか。

学生だったので、多くの失敗を経験し、サービスをクローズすることもありました。学生時代のビジネス経験は規模こそ大きくないものの、多くのことを学びました。

コンサルティングファームでやりたいこともあったので、そのまま起業という選択肢ではなく、一度就職することにしました。

コンサルティング業界は幅広く色々なことを見られるというのも当時の私からすると魅力的でした。

-デロイトではどのようなことをされていましたか。

希望していたこともあり、早い段階から海外プロジェクトに携わっていました。

新卒でデロイトに入社し、その後新卒研修を経て、デロイトのタイランドに所属することになりました。

新卒からいきなりタイへ行くということは珍しいことですが、バンコクにある自動車大手メーカートヨタのタイ本部に行きました。

そこで、3か月程、人事部の新規事業立ち上げに携わりました。今までの人事関係のノウハウを、ティア1、ティア2のサプライヤー(自動車メーカーに部品を供給するメーカー)に降ろしていくといったビジネススキームを作っていくという事業でした。

-タイに所属することができたのはなぜですか。

同期のなかで、語学力が秀でていたことが1つです。

また、学生時代一緒に住んでいたルームメイトがタイ出身であったことなど、知り合いが多く、タイに人脈があったことです。

また、東南アジアに興味があることを人事の方に言っていたこともあり、幸運にも自分の希望通りになりました。

-語学力ですが、英語ネイティブでなく、短期留学をしていた程度ですよね。

TOEICの点数のみが判断材料でして、私は935点だったので、東南アジア志望の中では高かったのだろうと思います。

弱冠にして、新規事業のプロジェクトリーダーを務める

-人事に掛け合ってみることが大事ということでしょうか。

デロイトのなかでは、新卒の時に直接の希望を言うと、逆になってしまうことが当時は多かったので、できれば言わないほうがいいかもしれません。ただ、私のように、言ったほうが良いということもたまにあります。

その後、タイに4か月程滞在しまして、新規事業をある程度成功させ、軌道に乗りそうなところで現地の人に任せ、帰国しました。

帰国後はUSデロイト、イスラエル、ジャパンデロイトの3か国でスタートアップDBを作る新規事業に関わりました。

そこでは、スタートアップの経験がある人がいなかったので、学生起業をしていた経験を買われて、下っ端ながら、プロジェクトのリーダーをすることになりました。

APIを活用した新規事業を作っていきました。

-USやイスラエルのデロイトとの事業では、現地のアメリカ人、イスラエル人の方と仕事をしたのですか。

そうです。ジャパンで企画をして、USが既に使っていたデータベースを連携させ、イスラエルの情報も組み込んでいくという連携でやっていました。

そこで私が考案したのは「TechHarbor」というサービスで、日本以外にも世界中のデロイト拠点で利用されています。

-コンサルティング業界では、学生時代の企業経験やベンチャーでの経験がある方は少ないのでしょうか。

私はデロイトのストラテジー部署に所属していましたが、そのような方は若干名いました。

学生起業を経験している有名な企業の元役員の先輩もいましたが、その方が他のプロジェクトを担当していたので、私にチャンスがまわってきたのだと思います。

コンサルタント時代の海外経験を活かし、フリーランスとして活躍

-デロイトを辞めた後は何をされていたのでしょうか。

ベンチャーなどの中小企業のIT案件や海外進出案件のアドバイザリーをフリーランスでやっていました。

具体的には、父親のビジネスパートナーの事業のクライアントや、タイに拠点を置く女性向けのメディアや、日本発の海外向けの旅行サイトの会社をコンサルティングしていました。

-海外進出の案件を担当したなかで、その後に役立った経験はどのようなものでしたか。

タイで大手自動車メーカーの新規事業に携わっていたので、日系企業が海外で新規事業を行う際のアドバイスができました。

日本にいながら海外に発信していくという新規事業を展開する際に、その経験が買われました。

このような経緯から、コンサルティング時代も辞めた後も、一貫して海外に関する事業をしてきました。それがSPOTECHの事業構想にもつながっています。

海外のリソース活用については昔からぼんやりと考えていました。

-「SPOTECH」について、サービスの概要を教えてください。

簡単に言うと、開発やデザインの仕事を海外のIT人材に発注できるプラットフォームです。

クラウドワークスで仕事を引き受けてくださる方は主に日本人ですが、仕事をしていただく方が日本人ではなく外国の方だと思っていただけるとわかりやすいのではないでしょうか。

海外のエキスパート人材をエンジニア、デザイナー、マーケター、セールスにカテゴライズして、依頼者とつなげています。

繋げる方法としては、入力した内容をもとに、人工知能がどのような方を繋げれば良いかを考え、提案するというサービスとなっています。

要望する内容にぴったりの人材を紹介してもらえます。人材が不足している日本よりも技術がある人材を探しやすいのが特徴です。

起業と事業会社転職で揺れ動く

-SPOTECHが誕生した背景を教えてください。

デロイトを辞めた後、フリーランスの時期が2年程あり、その間、海外で手広く事業を展開をされている経営者であった父親の知人から、将来的に起業することをずっと勧められていました。

一緒にベトナムで事業をしようという話も出ており、父親の仕事が落ち着いてきていて、私が関わる必要もなくなったので、独立することになりました。時期としては2018年の7月ごろです。

当時は考えが保守的になっていたこともあり、AIやロボティクス関連のスタートアップの事業会社に転職することも考えていました。

ただ、父親の知人の方が出資していただけるということで、ビジネスモデルもメンバーも白紙の状態でしたが、とりあえず挑戦してみることにしました。

-お父様の知人の方はどういった仕事をされていたのですか。

建設を中心に、飲食、アパレル等、1つに絞らずにいろいろな業界の事業をしている方でした。ベトナム、インドネシア、中国、香港に進出されており、海外進出を積極的にされています。

-転職については、実際に企業に受けに行きましたか。

スタートアップを5社くらい受けました。30人もいないような小さめの企業を受けていました。

例えば、人工知能を使って適切なクーポンを出そうという会社や、ブロックチェーン技術を利用したプラットフォームを提供している会社や、ロボットを実際に作っている会社などを受けました。

父親の友人に後押しされ、起業を決意

-最終的に転職せず起業した経緯は何でしょうか。

3社から内定はもらっていたのですが、どこか煮え切らないところがありました。

全てCOO候補で入れたのですが、やったことが自分の実績にならないと感じました。

例えば、AIを使った事業の企業でも、既に開発済みのプロダクトを売るだけなので、単なる営業マンになってしまう気がしました。こうして迷っている時に後押ししてもらった形になります。

父親の知人との数時間程の飲みの席で後押しされて、最終的に起業を決心しました。

そこから3日後に現在SPOTECHのCOOである渋谷悠佑と何故か突然会うことになり、一緒に起業しようとことになりました。

渋谷とはもともと知り合いだったのですが、起業の話に乗ってくれたときは具体的にビジネスモデルがあったわけではありません。

2人で起業を決意して、一週間後には既にSPOTECHの話がでてきました。

-出資が決まった時にはビジネスモデルが何も決まっていなかったのですね。

ビジネスモデルは全くできておらず、人に対して投資してもらえるという形でした。

出資が決まってからの1週間、ビジネスモデルを考えていくなかでSPOTECHの案が出ました。

私は海外のサービスに関心があったので、初めはそこからインスピレーションを受けてやろうかなと考えていました。

40くらいのビジネスモデルをCOOの渋谷に提案しましたが、渋谷に響いたものはなく、実現しませんでした。

最終的にSPOTECHのアイデアが浮かんだのは、COOの渋谷がオフラインで海外の人材と日本の依頼者を繋げるという副業をしていることを知り、彼の頭をAIにすれば面白いと考え提案したところ、乗ってもらえました。

渋谷1人でさばける人数は多くないですが、サービスにしたらもっと多くの人をつなげることができると思いました。

-渋谷さんがやっていた事業は具体的にどのようなことですか。

アメリカ人やオーストラリア人の知り合いを日本企業に紹介していました。

その時に、何か一緒にやりたいよねという話をしており、まずはプラットフォームが欲しいなと話し合っていました。

日本では、クラウドワークスやランサーズに依頼するということがありますが、日本の価格になってしまうので、日本国内では相対的に安くても発展途上国と比較すると値段が高くなってしまいます。

さらに、日本で安いということは、信頼が持てない指標になっています。

例えば、クラウドソーシングサイト上で評価が良かったとしても、そのプラットフォームだけに基づいた評価なのであまり信頼が持てないです。

優秀な周りのエンジニアは、クラウドソーシングで仕事を受託しておりませんでした。しかし、日本人より優秀な東南アジアのエンジニアは受託先をWEBサービスなどで探していました。

そのため、評価の精度が高いプラットフォームで、海外の人材を日本の発注者とマッチングしたら上手くいくと考えました。

海外でコストが日本より安くて、スキルもあるという人材の方が需要があるはずですが、市場を調べてみると、そのようなマッチングを扱う企業は当時ありませんでした。

日本では、文化と言語の障壁から、ほとんどのサイトが日本人同士のマッチングしか取り扱っていません。海外の人材とマッチングできるサイトでも成功しているところはほとんどありませんでした。

このような現状がわかったので、スタートすることに決めました。


(写真:渋谷氏)

海外企業との戦いを見据える

-事業が始動した流れを教えてください。

8月18日にSPOTECHの案が出たので、そこから1週間でマーケティングができる友人と会い、さっそく彼を引き入れました。

9月13日に登記をしました。この日が1年で1番運気がいいという理由からこの日にしました。

10月には、簡単な開発からスタートしました。開発はフリマアプリの副業者であるオーストラリア人のエンジニアが担当しました。

-プロダクトはどれくらいで完成しましたか。

10月から作り始めて、3か月である程度は完成しました。リリースする期間を考えて、二月に公表しました。

-SPOTECHでは具体的に、どのような国の方が仕事をされているのでしょうか。

仕事を受託してもらう方を「エキスパート」と呼びますが、エキスパートの分類は、2019年中は東南アジアをメインに行います。

東南アジアでは特にベトナム、フィリピン、インドネシアの3か国が多いです。依頼者に関しては、日本人がほとんどを占めています。

しかし、私たちとしては、単なる日本発の海外サービスで留まるつもりはありません。

海外の競合であるFreelancer.comやUpwalk、時間単位で人を借りるPeopleperhoursといった企業をベンチマークにしているので、日本から発信するというところから始めている段階ですが、日本オンリーではなく海外と競争していきます。

-最初から海外企業と戦っていくつもりでいるのですか。

日本の競合企業になりたくないと思っており、どちらかというと海外のサービスを競合にしたいと考えています。ただし、最初は日本の利点を活かしていきたいとは考えています。

現地のSNSなどを用いてトップレベルの人材を確保

-SPOTECHには、その国のトップレベルの人材が集まっているのですか。

今でいうと、レジュメベースになりますが、かなりレベルが高いエキスパートが集まってきています。

例えば、エンジニアの場合は、Githubのコードやスキルセット、経験年数や経歴等のレジュメ見ています。そういったレジュメをメッセージでやり取りさせていただくなかで、日本と比べるとかなり高いレベルであることがわかります。

海外の方でiOSアプリを使っている方は高学歴高収入であることが多いです。

私たちのアプリはiOSなので、もともと端末単価が高く、学歴や能力の高い方が多く入ってきています。そのため、高いレベルのエキスパートにアプローチができています。

-海外の人材をどのように集めましたか。

Googleで、検索連動や記事広告などいくつか施策を試しながら行いました。

例えば、ベトナムのSNSは、Twitterではなく、ZALOというベトナム版のLINEが使われ、その次にFacebookが多く使われています。そのため、ZALOやFacebookで広告を打つことが効果的です。

インドネシアやフィリピンでも、それぞれに使われているSNSがあるため、そういった現地のSNSや海外の広告の手法を用いています。

私たちも、どれくらい効果があるかについてはまだマーケット調査中ではあります。

-海外のエキスパートの方々は副業でSPOTECHを利用しているのですか。

現状では、フリーランサーが多いです。当初は副業者をメインでやる予定でした。

海外に進出してわかったことですが、海外では副業が当たり前なので、副業とフリーランスとの垣根がほとんどありません。

日本では、分かり易くするために副業者と表現していますが、フリーランスで活躍されているばかりです。

英語を話せる方も多く、依頼費用も格段に安い

-依頼する費用は日本と比べてどれくらい変わりますか。

エンジニアのおよその給料は、例えばベトナムでは200~250万円、日本だと600万円超が平均です。

発注内容によっては、翻訳者やプロジェクトマネジメントを行う人を雇うといった分がプラスされますが、それでも日本よりは確実に安くなります。

-翻訳者を雇うということは、エンジニアが英語を話せないということですか。

東南アジアでは、母国語しかできない人もいます。フィリピンでは英語ができる人が多いですが、ベトナムではベトナム語、インドネシアではインドネシア語しかできない人も居ます。

しかし、いずれにせよ英語を話せるエンジニアは日本より圧倒的に多い気がします。

サービスに翻訳機能を導入しており、メッセージをやり取りする際に、英語から日本語、日本語から英語に翻訳して表示されます。

それでは足りない人に対しては、翻訳者を紹介することも行っています。

-SPOTECH側が翻訳者を紹介してくれるのですか。

SPOTECHの中に、プロマネ制度というものがあり、プロジェクトマネジメントを母国でない海外の人にお願いすることも可能にしているので、CtoCでやり取りしていただくことも可能です。

もしくは、依頼者から私たちに伝えて頂ければ、手数料は上がりますが、直接のディレクションも行っています。

幅広い業界から利用されているSPOTECH

-4つのカテゴリーの内、現在はどの職種が多いですか。

一番多いのが開発、次がマーケターです。

-マーケターとは具体的にどのような職種ですか。

海外進出したいときの進出サポートです。

デザインも国によって変わるので、その国の方にお願いするほうがいいです。

例えば、日本のクラウドソーシングサイトは、海外進出案件を扱う際に、海外に住んでいる日本人にお願いすることが多いです。

ただ、日本人にとっての母国ではないので、カルチャーが十分にわかっておらず、更に日本人で価格も高いので事業経営者としてはもったいないと感じます。

-発注者側は、実際にどういった方が使用されていますか。

インバウンド、アウトバウンド向けのサービスをされている方が多いです。

業界は様々で、ファッション系の二部上場企業や、食品系の上場予定企業、ネット系の一部上場企業、ブロックチェーンの一部上場企業などの大手企業などとの商談が既に決まっています。

-海外進出の案件が多いですか。

デザイナー、セールス、マーケティングの3職種に関しては、日本国内ではなく海外で完結するモデルが多いです。

-開発に関しては、日本国内よりもコストを下げたいという意図で利用されるのですか。

そうですね。日本の依頼者の場合、日本国内で使われる方が多いです。

-Android版のサービスは出るのでしょうか。

Android版はiOSアプリで実績を積んだ後にリリースしていく予定ですが、サーバーサイドの準備等はすでに出来ている状態です。

先入観を持たずに接することで、理解が深まる

-今まで進めてきた中で苦労した点は何ですか。

私が代表でやっていますが、他のメンバーが全員複業者でした。

2月からCOOの渋谷がフルコミットしてくれたのですが、それまでは私一人で経営を回していたので、すぐに相談できるパートナーがいませんでした。

何かしらの業務を振って、やってもらうという形であればいいのですが、中核として何かをやってもらうというのは難しかったです。

ただ逆に、複業なので、本業でのノウハウを還元してもらえるという点では良かったです。

例えば、エンジニアであれば、使いやすいコードの書き方を知っていたり、マーケティングやセールスにおいても、機密情報を除いて、マーケティングの手法やSEO対策を活かせたり、既存顧客を連れてくることもできます。

このような、メリット/デメリットの葛藤がありました。

-エンジニアにオーストラリアの方がいるとのことですが、社内では英語を話すのですか。

社内では英語でやり取りしています。4か国語が話せるマレーシア人がいますし、アメリカ人のロゴデザイナーやオーストラリア人のUI/UXデザイナーも活躍してくれています。

スタートの時点から海外の人が関わっているサービスです。

-いろいろな企業が海外の人材を獲得しようとしているものの、難しい印象がありますが、コツは何ですか。

私たちはベトナムとフィリピンに既に拠点があるので、そこからクライアントを繋げています。日本と海外の東南アジアの人では、どのくらいの時間で業務を行うかというタイムラインが異なります。

日本と同じように仕事をしているだけでは、時間にルーズといったところなどで、日本人が怒ってしまいます。

そのため、しばりをかなりつけていかないといけないです。例えば、プロジェクト単位で納期を守らない場合には金額のペナルティを与えられたりします。

自分に対してお金に関わる損失があれば、必ず仕事をしてくれます。納期を絞ること、金額面でリスクマネジメントをすることです。

日本ほどではないにしろ、東南アジアでは英語を喋れる人が少なく、言語の壁はありますが、逆に英語の苦手な人への理解もあるので、片言英語でコミュニケーションを取ることができます。

このように、先入観を持たずに接することが重要です。そのうえで、相手のカルチャーを知り、制限をかけていくという形になります。

法人サポートもあるものの、目指すところはCtoC

-タイムラインの違いで困ることなどに対して、SPOTECH内でサポートはありますか。

システム上で解決できるように動いています。例えば納期管理です。

依頼者の方のなかには、依頼する方法がわかっておらず、要件定義もできていない方が多いです。

日本では中小企業の方にも多く使われていますが、中小企業の方には不慣れなこともあり、どうすれば良いかわからない方がかなり多い印象です。

そのため、SPOTECH側でハンドリングする法人サポートに着手しており、すでに実績もあります。

ただ、目指すべき所はCtoCで完結するモデルの為、私たちのシステム内で組み込んでいく形を目指しています。できるだけ介在せずにAIによってマッチングやマッチング後の課題が解決できるシステムを作っていきます。

-例えば納期管理ではどのような形になるのですか。

タスクとその期限があった時に、それを設定できるようにした後に、その納期と進捗を日単位や週単位でレビューさせる形になります。

その場合、納期ギリギリに提出した際にはアラートが出る仕組みがないといけないと考えます。その納期がずれた時のペナルティの見せ方も大事になってきます。

-アラートについては実際に機能していますか。

スマホアプリなので通知を送れますし、時間ではなく、仕事を完結しないと給与をもらない仕組みにしています。

納期がずれると給与が減ってしまうので、彼らとしてもやらざるを得ないという状況になります。

エンジニアとしての技術はこれからどんどん選定される

-今後のサービスや会社の展望を教えてください。

会社の展望としては、世界中のIT人材の賃金格差をなくすというミッションがあります。

スキルがある方は、住む場所や国籍に関わらず、適正な高額報酬をもらえる世界を目指しています。

例えば優秀なアフリカのエンジニアが、ブロックチェーンの技術に秀でている場合、日本であれば高給ですが、アフリカでは低給になってしまいます。

国籍や住んでいる場所を問わず、スキルによってお金がもらえる世界を目指しています。

そのなかで展望としては、iOSだけでなく、アンドロイドやWEBのアプリを出し、全体の経営体制が整った時に改めて進出を強化していく予定です。

-そうしていくと日本のIT人材は海外に負けて食われてしまいそうですね。

世界中でIT人材が不足しているのが現状でして、食われるというより優秀な日本のIT人材は逆により重宝されるのではと考えております。

また、起業する際にSPOTECHを利用すると人材探しにもつながります。

エンジニアのなかには独立したいと考えている方もいらっしゃるので、フィリピンやインドなどの優秀な方とチームを作っていただいて、組織として独立していただいても構わないです。

エンジニアとしての技術もこれからどんどん選定されていくと思うので、グローバルで戦っていく感覚を身に着けて頂きたいと思っています。

その中で日本の国際競争力を上げていって頂きたいです。

私たちはプラットフォームにすぎないので、どういう形で動いていただけるかわかりませんが、自分たちのミッションを持って参画してくださればと思います。

SPOTECHのサービスの利用を考えている方にメッセージ

-SPOTECHのサービスの利用を考えている方にメッセージがあればお願いします。

まず、SPOTECHをご利用頂くと、圧倒的に日本の人材より低コストで現地の優秀なIT人材をスポット単位〜長期間で遠隔採用出来ます。

SPOTECHが法人サポートに関して、最も得意としている領域は新規事業の創造からリリース、成長までトータルでサポートするサービスです。

弊社では0→1に長けたメンバーが揃っており、アイデアもない段階から相談に乗らせて頂くケースの実績があります。

一方で、CtoCの領域においてはエンジニアやデザイナー、マーケターやセールスなど海外の優秀な人材を一定期間雇いたい人達に対して、ご要望をAIが査定した上でご提供するサービスでの実績があります。

また、私たち運営会社にかなりグローバルに強いメンバーが集まっているので、4職種以外でグローバルに問題を抱えてしまった時にも、私たちにコンタクトしていただけると様々な方とお繋ぎすることが可能です。

少しでも興味があれば問い合わせは、info@spotech.ioやコーポレートサイトのお問い合わせからお願いします。

http://spotech.io

アプリのダウンロードはこちらになります。

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-ありがとうございました。

編集後記:

今回は、元ジャニーズJrという異色の経歴をお持ちの株式会社Spotech社長、三好氏にお話を伺った。

コンサルタント時代の業績や、Spotechの軌道からもわかるように、三好氏の経営者としての手腕は間違いないと言っていいだろう。話していても、優秀な方であるということがひしひしと感じられた。

はなから海外企業と戦うつもりで起業しており、相当な覚悟を持って挑んでいることがよくわかる。

画期的なサービスであるSpotechは、これから起業を考えていらっしゃる読者にとっては大変有用なサービスであるに違いない。ぜひ活用してほしい。