転職エージェント

転職エージェントの比較やおすすめには従ってはいけない理由

普段から数十社以上の転職エージェントと話していくなかで、彼ら、彼女らが意味をなしていないと感じているのは転職エージェントの比較だ。

様々な軸で転職エージェントの比較やおすすめをしているが、あまり参考にならない。

転職エージェント側へのインタビューでの情報をもとに、転職エージェントの意義ある比較をしていきたいと思う。

転職エージェント会社のおすすめは存在しない

おすすめの転職エージェント(人)は存在するが、会社のおすすめは原則的に存在しない。

少人数でやっており、全体的に質の高い会社であればよいが、全体的に玉石混合の会社が多い。

転職エージェントが在籍している会社はリクルートキャリア、JACリクルートメント、パソナ、パーソルキャリア、キャリアデザインセンターとあるが、どれも入社難易度が低い。比較的誰でも入れる会社といっても差し支えない。

ただし、これらの会社で入って活躍するのはハードルが高い。一生懸命、量をこなしつつ頭を使っている人しか生き残っていない。

あなたが会ったリクルートエージェントの社員は、新米かもしれないし、ベテランの敏腕エージェントであるかもしれない。

そのため、おすすめの転職エージェントを紹介されている転職エージェント比較ページを見ても意味がないことを覚えておこう。

おすすめの転職エージェントを個人名で収集せよ

おすすめの転職エージェントの会社名を教えてもらっても意味がないので、おすすめの転職エージェントの個人名を教えてもらおう

インターネット上には優秀な転職エージェントの個人名は出てこない。当サイトでは個人名をあげて紹介しているページもあるのでご覧になってほしい。

転職エージェントの個人名を収集するためによいのは、転職経験のある友達や元同僚に紹介してもらうことだ。

自分のタイプに合いそうな転職エージェントを紹介してもらおう。友人の転職をサポートした転職エージェントは特におすすめだ。

転職エージェントというのは一か月単位やクオーターごとに結果を見られるが、大量の人数に会っているので、あまり一人一人と丁寧に面談をしていない。

しかし、そんな転職エージェントが丁寧に求職者に対応する場合もある。以下の2パターンだ。

  1. 年収1,000万円以上の求職者に絞り、会う人数が多くないかわりに一人一人を丁寧にサポートする
  2. 転職サポートした人(自分の成果につながった人)の紹介で会ったので、丁寧にサポートする

1パターン目だが、年収1,000万円というのはあくまで目安である。転職エージェントは一人の転職を成功させると年収の30~35%のフィーをゲットできる。

年収1,000万円の人の転職を成功させると単純計算で300万円稼いだことになる。

そのため、年収の高い人を丁寧にサポートし、少人数でも確実に転職決定を出すことで稼ぐ手法をとるエージェントもいる。

マネージャー以上や年収1,000万円以上に絞っている人は多くの候補者に会えないし、ターゲット自体の人数が多くないので、丁寧に見てくれる。

2パターン目だが、転職をサポートした人は転職エージェントにとって大きな顧客である。その重要な顧客が紹介した求職者は丁寧に扱う

なぜなら、紹介の人は自分のところから転職してくれる可能性が高いことに加えて、大事な顧客の友人の気分を損ねたら大事な顧客自身が2回目の転職時に自分を利用してくれないことを恐れるからである。

会社ではなく個人の実績を聞きまくる

転職エージェントを大量に抱えている会社は紹介実績が多数ある。ただし、それは会社単位の話で、個人の話と混同してはいけない。

あなたが話している転職エージェント個人がどれだけ紹介実績があるかを根掘り葉掘り聞こう。

自分に紹介してくる求人に本当に成功体験があるかを確認してほしい

そのエージェント自身が転職させ、成功体験を得たことがある企業であれば信じてもいい。

リクルートエージェントの転職エージェントは、リクルートへの転職を勧めてくることがあるが、自分が転職相談に行ってリクルートを紹介されて入って、今働き甲斐のある会社だと思っていたら、あなたに勧めてくるのも説得力があるだろう。

しかし、ただ求人だけもらったよく知らない会社に紹介しようとしていたとしたら危険だ。個人の実績を聞いてみよう。

転職エージェントのおすすめの軸を考える

転職エージェントをおすすめする理由として、大抵のサイトはその会社自体の話を書いている。求人数や全国に拠点があるといったところだ。

そうではなく、その転職エージェント自身が年収アップに強いのか、転職の際のストックオプション等の条件交渉に強いのか、ホワイト企業を見つけるのが得意なのか、キャリア相談に乗るのが得意なのか、その個人の特性のおすすめ理由を調べていこう

ネットで調べても無意味なので、自分で足を使って会ってみることでわかってくる。

会ってみて30分話すとわかるが、その転職エージェントが特定のことばかり話しているとしたら得意の領域がわかる。

転職エージェントの比較で意味があるのは業界特化型だけ

転職エージェントの比較において、業界に特化している転職エージェントサービスは信頼がおける。例えば転職エージェントでコンサル業界に特化している転職エージェントがある。

アクシスコンサルティングやムービンといった会社はコンサル業界の転職に強い。

コンサル業界のことだけ情報を集めているので他のエージェントよりも確かに実績がある。

ゲーム業界であればGEEKLY

はゲーム業界に重点を置いて転職求人を紹介しているので信頼ができる。

業界特化型は、転職エージェントも質が高くなる傾向があるので、試してみる価値がある。

日本の人材業界にいるエリートたち

いわゆる、東大、MBA、外資系といった経歴を持つ人たちで、転職エージェントをしている人と会うことが少ないだろう。

コーン・フェリー、ハイドリック&ストラグル、エゴンゼンダー、スペンサースチュアート、ラッセルレイノルズといった会社は、エグゼクティブクラスばかり扱うので、若手の方々は会う機会は少ない。本当のクローズド案件を持っている。

なぜ彼らがクローズド案件を持っているかというと、企業から先に前金をもらうからである。

通常の転職エージェントは転職支援に成功してお金をもらうが、彼らの多くは、事前にお金をもらい、成功したら、予め契約したお金をもらうスタイルである。

企業は前金を渡すときは本気で探してもらうときなので、信頼できるエージェントだけにお願いをする。

ここらへんの会社からはある程度キャリアを積めば声が掛かるようになるので、仕事を頑張っていこう。ハーバードMBA卒のヘッドハンターもいる。

エグゼクティブ系の転職エージェントは、雰囲気もプロフェッショナル感に溢れている。話すだけで緊張するので、準備をして行くことをすすめる。まずは声が掛かるようにがんばっていこう。

さて本題に戻っていこう。

転職エージェント比較

転職エージェントについて比較していく。転職エージェントの会社について比較をするのはあまり意味がないといったが、会社の内情を書かせていただく。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、持っている求人数が多い。とにかく多い。だが、案件が多すぎる故に、案件精査が大変である。

リクルートエージェントは企業営業と、求職者面談がRAとCAと呼ばれる形で役割がわかれる。

つまり、みなさんと会っている人は企業の求人の情報を直接聞きに行っているわけではない。

また、業界や年収の区分で求職者が振り分けられるため、一人の転職エージェントで幅広い対応ができる構造にはなっていないということに注意しよう。

リクルートエージェントはノルマ文化で、目標達成が厳しい。他の人材会社よりも目標が高いためほとんどの人は目標達成できない。

目標に向けて、転職決定をしようとするために、どんどん求人をすすめてきがちではある。

未経験の転職エージェントが多いため、最初に成果を出そうと無理やり受けさせようとすることもある。

特に年収が低い人は、転職エージェント初心者に担当されることはよくある。

具体的な年収レンジは400~500万円が分岐点になる。それ以上の年収だといい転職エージェントが割り当てられる。

リクルートは海外や幹部向けといった人材紹介事業部を持っている。

よってリクルートエージェント内で複数の転職エージェントを紹介してもらうのはよい。

年収が高くない段階でリクルートの転職エージェントが割り当てられるパターンは、高学歴や有名企業に勤めているパターンか、リクルート社員の口添えがあるパターンだ。

最初に応募した段階で原則的に転職エージェントは割り当てられる。

この最初の割り当ては変更が難しいので、自慢の経歴があれば最初のエントリーの段階できちんと書いたほうがいい。

年収がはっきりわからなくて適当に書く人がいるが、残業代、ボーナス、住宅補助を入れたものを年収として書くといいだろう。

年収の嘘をいうのは良くないが、できるだけ多くなるような書き方をしたほうがいい。なお、転職エージェントも基本給以外の構成を先に知りたがるので書いておくとよいだろう。

リクルートエージェントは全国にあり、最初にアドバイスを聞きにいくのはよい。

最近は銀行員からリクルートキャリア(リクルートエージェント運営会社)に転職する人が多いので金融機関の人は相談するとよい。

DODA(パーソルキャリア)

DODA はリクルートキャリアとおなじく、求人数が多い転職エージェントである。パーソルキャリアとなった現在においてもかつてのインテリジェンスの社風の良い面が残っている。

ちなみに悪い面だったのは労働時間が長いことだったが、テンプグループになってから働き方が改善された。

そのため、キャリアカウンセラーも働き方に注意を払うようになったので、全体的に働きやすい会社を紹介する風潮はある。

リクルートは成長!成長!成長!のような会社を紹介しがちだが、DODAの女性エージェントは働きやすいものを紹介してくれる。

また、パーソルキャリアの企業側の営業担当者は結構攻めている人が多いので、他社が持っていない独占案件を持っている。

そのため、DODAを使うときは求職者の面談の人だけでなく法人営業している人も紹介してもらおう。面接対策を法人営業担当者がしてくれると受かる確率が上がる。

メーカー関連でいい求人を持っている人がいる。なお、業界が決まっていないならリクルートエージェントDODAのどちらか好きなほうに相談しよう。

できれば知り合いがリクルートかDODA にいたら知り合いのいる会社に相談にいこう。○○さんと知り合いというだけで、大きく対応が変わる。

JACリクルートメント

JACリクルートメントは、リクルートとDODAの次の業界3位だが、独自性がある。求職者に比較的寄り添った構造になっている。ただし、転職エージェントの質がまちまちなので注意したい。

JACリクルートメントは人材業界でも定評がある顔採用の傾向が強い。美人な若手転職エージェントがいて、成果を出している人がいる。

さてJACリクルートメント

だが、他社とは異なりキャリアカウンセリングと営業を兼ねている人がいる。

これは企業の情報を直接聞いてそれを求職者に教えることができるのでいい構造だ。

全体最適を考えたときに、役割を分けたほうが儲かるが、JACリクルートメントはどちらも兼ねている人がいるので、転職相談するにはよい。

特に、グローバル案件を持っている。英語のできる転職エージェントが在籍しているため、外資系メーカーといった英語が必要な求人で企業に食い込んでいる。

外資系メーカーにおいて、大手なのに人事から評判がいいのはJACリクルートメントだ。

外資系や英語が求められている企業が紹介できて、転職エージェントが日本人である企業はなかなかない。

転職エージェントで英語ができて企業の情報を持っているのはJACリクルートメント

くらいだ。

組織の大きさ的に、売り上げでリクルートには離されているが、大手エージェントのなかでは利用してほしい。

マイナビエージェント

マイナビエージェント

は会社自体が若いこともあり、キャリアに自信がない若手は使ってもよいだろう。

ハイクラス層には弱い。気合いがある営業マンが多く、パワーで仕事をしている印象なので、お勧めしない。

ちなみにマイナビはメディア事業が強く、なんでもやっているのでメディア系企業を志望している方はマイナビエージェントがいい。

MS-JAPAN

人材業界は全体的に儲かっているが、特に株価がとても上がっているのはMS-Japanである。

ここの会社は管理部門の人材紹介に強い。経理や人事、財務、法務といった部門だ。公認会計士、税理士といった転職にも注力している。

MS-Japanは管理部門に強い一方管理部門以外のことが弱いので、経験している職種の転職で利用してほしい。

MS-Japanもリクルート出身者によって創業されているのでオペレーションもある程度最適化されている。

ロバートウォルターズ

外資系、特に事業会社を見ているならロバート・ウォルターズ

だ。ロバート・ウォルターズは外国人エージェントがいるので彼らに会うといい。

転職相談をするポートフォリオのなかに外国人はいたほうがいい。幹部が外人で占められている外資系企業は、日本人エージェントより外国人エージェントのほうがおすすめである。

事業会社の外国人幹部は日本に単純に友達がいないので、エージェントで同じ国や近い国出身の人がいたら仲良くなっていい情報を流してもらっている。

ロバート・ウォルターズは一時期から採用基準が緩くなったこともあり、優秀でない転職エージェントも多くいるため気を付けてほしい。いいエージェントに当たらなかったらすぐに切ってほしい。

なお、日本語が弱い、外国人エージェントもいるので英語を練習しておこう。

転職エージェントの口コミはあてにするな

転職エージェントの口コミサイトは全く参考にならない。個人名が書いていない時点で使っても意味がない。

なお、ろくでもない求職者もいてもう二度と会いたくないと転職エージェント側が思っているときは塩対応をされる。当然だが、塩対応されたら求職者側は良く思わないだろう。

そもそも口コミサイトに、優秀層はあまり投稿しない傾向があるので、口コミサイトに書いている人たちがどういう人か見よう。

口コミサイトの中身を見るために、口コミを強制的に書かせているサイトもあるが、強制的に書かせた口コミがいいわけがないことは誰でもわかるだろう。

転職サイトで転職エージェントに出会う

転職サイトはいくつかあるが、様々な転職エージェントを比較するために使おう。転職サイトでいい転職エージェントを見つけるのではなく、ダメな転職エージェントを外す意味で使おう。

ビズリーチ

に登録したら、スカウトがたくさんくる。なお、有料とうたっているが、実質無料で使える。

ビズリーチ

に来たスカウトをみて、日本語がまともでなかったらそのエージェントは会う必要はない。

たまにビズリーチ

で送ってきた人と面談する人が違うことがあるので、大量にスカウトが送っていそうなエージェントがいたら気を付けてほしい。

有名なエージェントのアカウントで送るのにその部下が登場することがある。

ビズリーチの点数はあまり参考にならないので、メールでやりとりしてまともだと思った人と会ってみよう。

転職サイトで総合型であればビズリーチ一択である。転職サイトではエンジニア向けにForkwell scoutといったものもある。またリクルートが運営するキャリアカーバーも多くの転職エージェントが利用している。

転職エージェントのおすすめや比較に惑わされない

転職エージェントの会社の比較は意味がないので基本的に個人単位で見ていこうというお話をさせていただいた。

転職エージェント個人名の情報収集をしてもらえたらいいと思う。

薄っぺらい情報に惑わされず、いくつかの転職エージェントをまわり自分に合いそうな人を見つけていこう。できれば足を運んで直接面談をしてもらうのがいい。

転職エージェントにいきなり会うのが気が引けるということであれば、まずは転職サイトのビズリーチに登録して行動を始めよう。

ビズリーチの登録はこちら