企業形態別アドバイス

日本の大手メーカーの人が考えるべき転職

日本の大手企業は軒並み傾きかけている。

特に富士通は5000人もの人員配置を打ち出していたが、人材配置というより使える人材が足りず、使えない人材ばかりが余っている。

こうした日本のメーカーにいる人がどのように転職していったらよいかを考えてほしい。

日本のメーカーが傾いている理由

日本のメーカーはなぜ傾きはじめているのだろうか。

メーカーで働いている人は思うところが色々あるのではないか。

みなさんのほうがおそらく専門家なので私が答えるのははばかられるが、端的に海外企業との競争に負けていることが挙げられる。

パソコンのハードやOSをとっても海外勢に独占されてきているし、海外進出をしている企業で上手くいっている企業は数えるほどしかないといえる。

日本はマーケティングの分野で劣っているので、技術優位で成長してきたため、なかなかシェアを獲得することに苦戦してきた。

この理由があてはまらない企業もあるだろうが、こうしたことが原因でシェア争いで苦戦している日本企業が多いと聞いている。

幹部クラスの転職者を受け入れなかった日本メーカー

日本のメーカーはマーケティングの分野で弱かったが、マーケティング向けの人材を受け入れてこなかったことを私は問題視している。

マーケティングは戦略上非常に重要にもかかわらず、マーケティング部門自体が形骸化して実質営業部門の下受けとして機能しているところも多い。

特に家電メーカーは、量販店の営業を偏重するあまり、重要なブランドコンセプトや仕様を技術者と営業ですべて決めてしまい、マーケティングはないがしろにされてきた

消費者の声を盛り込むと言っては、すべての機能を設置してかえって消費者が使いにくい結果になってきた。

意思決定がマーケティング部門に集約されないため、誰かがリスクをとってやることとやらないことの区分けをすることが少なかった。

こうしたノウハウがないのが当然なのだが、自前でマーケティングが育たない以上は外部から登用すべきだったのに、あくまで自前主義をつらぬいているメーカーが多い。

富士通、三菱電機、NECといった企業群がまさにそれに該当する。

変革してきているが一昔前のパナソニックやシャープも苦戦していた。

一方、資生堂は社長をはじめとする幹部社員を外部登用してきて、マーケティング機能強化を目的としてP&Gマーケティング出身者を受け入れるなど改革をしてきた。

また、現地に入り込み海外進出が成功しているユニ・チャームは、トップダウン型に近い企業でありながら迅速な意思決定と現地への張り込み作戦を通して海外で成功する数少ない企業となってきている。

トヨタは自前主義でありながら、高品質を保ちつつ優れた販売マーケティング戦略をもとに、北米市場をはじめ世界を席巻してきた。

トヨタは技術優位だけではなくマーケティングでも徹底した改善がなされているためマーケティングが強いのだ。

広告において使った費用と効果が見合っていないことから、広告代理店が仕事をしていないのではと見抜き、問題になったことがあった。やりっぱなしで終わらないのがトヨタだ。

2番手以降の自動車メーカーはコンサルタントをはじめ、外部の風を入れて世界で勝とうとしている。外の風が入ってくることは経営上非常に好ましいことである。

CEOクラスが受け入れる度量さえあれば会社は変わる。

真のグローバル人材とは

真のグローバル人材とは、英語ができ、現地の人とコミュニケーションをとることができることは大前提だ。

それだけではなく、現地の消費者のことを理解できるかどうかも重要だ。

消費者のことを理解するには、現地に入り込み、現地の考え方をマスターしなければならない。

P&Gやサムスンや現地に根差したマーケティング戦略をとってシェアを獲得した事例があるので興味がある人はご覧になってほしい。

ただ単に見ただけではなく、現地で体験してこそ一流のマーケターであり、一流のグローバル人材であるといえる。

現地の人と同じ生活様式で生活して体験をして、そのノウハウを他国で展開し、言語化できるようになってこそ幹部クラスのグローバル人材となれる。

日本企業はこうした人材が不足していると思う。

昔あるグローバルメーカーの外国人の方とお話したときに、日本のことを徹底的に理解していて、数字だけではない理解があるのを知って、徹底的にやりこむことの重要さを教わった。

日本の企業は1年で定期的に人員を交代させることで、海外駐在が楽しみ期間に成り下がってビジネスにつながっていないことがある。

大手メーカーからどういう転職があるか

さて、大手メーカーからの転職の話題に入る。

大手メーカーから転職する場合は2つの方向性がある。

1つは、商社などメーカーの知識をいかして流通の分野に進出することだ。

商流を押さえているのが商社であるが、メーカーの知識があると買い付け時に有事になるので、商社に機械に詳しい日立の出身者がいることがある。

製品が大きなものであるほど意思決定時に機械に詳しいビジネスマンがいると安心だ。

石油メーカー(採掘系も含む)出身者が商社に転職して活躍する事例もあるので、商流全体を扱う商社への転職は選択肢だ。

2つめは、コンサルティング業界への転職だ。

コンサルティング業界の転職は非常に増えている。

コンサルの対象はメーカーであることが多いので、メーカーのバックグラウンドがあると採用されやすい。

一昔前は、ソニー出身者がコンサルティング業界に多く流れていた。

技術畑でも、アーサーディーリトルなどのコンサルティング企業は理系出身者を多く雇用し、R&Dをはじめメーカーの経営コンサルティングで高い付加価値を出してきた。

メーカーでのコンサルティングを経験すると、他業種でもそのスキルセットがいかせるので、コンサルタントとしての幅も広くなり活躍する人が非常に多かった印象だ。

メーカーからコンサルに転職する際に注意することは、一般的に労働時間が長くなることだ。

労働時間の長さに耐えられなくなり、スキルセットを発揮する前に転職してしまう人も少なくない。

メーカーは残業時間も長くないので、コンサルのように慢性的に働くところに適性があるかはじっくり考えたほうがよい

コンサルも常に忙しいわけではないが、プロジェクトの山場では長時間働くことは避けられない。

ホワイト化したコンサルティング業界でもプレゼン前は忙しいことは覚えておこう。

ベンチャー転職は危険なのですすめない

ベンチャー転職をする人もいるが、ベンチャー転職はあまりおすすめしていない

ベンチャーとメーカーはあまりに違いすぎるので、働き方に戸惑い、うまく活躍できない人が多い。

ベンチャー企業はインターネット業界だが、ものを扱わないだけでビジネスのやり方が大きく異なってくるので、メーカーの働き方がまったく通用しない。

最近はハードウェア系のベンチャーが増えてきたが、ハードウェアをインターネットで制御しているので、どちらかといえばインターネットのノウハウが強くなり、WEB系人材がハードウェアに進出している。

現在は車ですらハードからソフトウェア制御の時代になっているので、いかに時代が変化したかわかるだろう。

メーカー出身者の強み

メーカー出身者は実体があるモノを扱ってきたので、在庫に対する考え方から実際にものを運ぶ流通、そして手に届く販売の部分まで強い。

BtoBかBtoCかで変わってくるが、目に見えるものを扱っている経験が活きてくる場所は多い。

コンサルティング業界やハードを扱う会社などでは活躍の幅があるので、モノをどうつくり、運び、使われるかについて働いている間からよく観察しておこう。

メーカー勤務者は一度は転職を検討すべきである

メーカーは先行きが危ないところが多いので転職を一度検討してほしい。

転職する予定がなくても同業を含めて仮に転職するとしたらどのようなチャンスがあり、どれくらいの年収がもらえるか確認しておこう。

給与の高い製薬メーカーや自動車メーカーをのぞくと、子会社出向して給与が下がると生活が苦しくなる人が多い。

役職定年が導入され、年功序列がやや崩れている時代においては、会社で待って、子会社で年収が下がったみじめな状態で定年を迎えるより、その他の選択肢があるかを知っておくだけで未来は変わってくる

転職活動をどのようにしていくか

メーカー出身者は転職エージェントに頼ろう。

リクルートエージェントのようにメーカー出身者を多く扱っているエージェントに一度は相談にいくとよいだろう。

リクルートエージェントの登録はこちら

また手軽にしたい場合はビズリーチといった転職サイトはおすすめだ。

メーカー出身のエージェントが多く登録しているビズリーチは絶対に登録してほしいサービスの1つである。まだ登録していない方は登録しよう。

ビズリーチの登録はこちら

コンサルティング業界を上ですすめたが、

アクシスコンサルティングのような転職エージェントはおすすめなのでぜひご覧になってほしい。

アクシスコンサルティングの登録はこちら

ビズリーチ

リクルートエージェントあたりは必須なのでぜひ利用しよう。