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コンサルと起業家の違いとは?「起業家は必ずゼロから何かを生み出さなければならないわけではない」シャイニング丸の内氏インタビュー:後編

前編ではコンサルタントのキャリアについて語っていただいた。

後編では、それらに加えて、独立してからのキャリア、年収について伺っていく。

また、初心者向けにワインについても語っていただいたのでお楽しみいただきたい。

コンサルタントと起業家に必要な能力はそれぞれ違う

-コンサルタントとしての能力と起業家としての能力には違いがありますが、その辺りはどうお考えでしょうか。

このあたりは経営論になってきますね。

ゼロからサービスを立ち上げて大きくするなら、ビジョンが必要になってきます。

コンサルタントである程度活躍するには、気の良い兄ちゃんだといけます。

しかし、起業家として生きていくには、不確定の連続のなかで、変化に対応する力、一緒に働く仲間を集める採用力、コンサルタントしてクライアントに気に入られるレベルよりもはるかに高い、人たらし力みたいなのが必要になってきます。

ビジョンを持ってやらないと、いつまでも受託会社から抜け出せないです。

コンサルタントとか医者ってテレアポしたことないじゃないですか。

でも、テレアポみたいな泥臭いことができるっていうのは、起業家としては重要なスキルです。

コンサルタントは、荒治療としてテレアポを1週間くらい経験したほうが良いんじゃないですかね。

ただし、高単価な仕事を取っていくうえで、突撃で訪問して営業してくる営業マンにはお金を払いたくないので、下からお願いしますといくのではなく、上からやっていくことが重要にもなってきます。

ゼロから発明するよりも今あるノウハウを学ぼう

-コンサルタントが起業前にベンチャーに転職するのはどうでしょうか?

良いと思いますよ。

物事って学べば済むことも多く、必ずしもゼロから発明する必要はないんです。

ラーニングのために自分の手金を使うのは大変なので、ベンチャー等に入社して、効率が良いやり方を学んだほうが良いですね。

ある程度確立されたノウハウがあるならば、自分で一から学ぶよりも、ベンチャーに転職したり、一定期間業務委託で入ったりして学ぶほうが早いことが多いです。

-コンサルティングファームでは、起業家としてやっていく事業の作り方や、事業アイデアをゲットする方法みたいなものは、学びにくいですよね。

私はしたことがないのですが、裏技があります。

コンサルティングファーム在職中に、自分が興味を持ち、起業をしようと思っている領域のエキスパートにインタビューをするんです。

学びたいことがあれば、自分のクライアントに必要性を説いて予算をもらい、エキスパートにインタビューをしたらいいんです。

モラル的に問題がありますが、こうしたことをしている人がいると聞いたことがあります。

起業後も資料作成能力は活きる

-資料作成能力の話がありましたが、独立してからも資料作成スキルは活きましたか。

よくある話ですが、鍛えられたおかげで、自分は空雨傘的なものがクリアに言えていると思います。

そうすると、資料作成や提案力に雲泥の差が出てきます。

先日も、とある会社と共同提案に向かった際に、もう一つの会社はアイデアを持ってきて、提案としては全く意味のないものでした。

本来コンサルタントとしての提案は、こういうことをやりたいが選択肢は3つある。A案B案C案があるなかで、リスクやリターンを考えるとB案が一番良いです、みたいにしないといけないのです。

なんとなくこれやってみたい、は提案ではありません。

他社はそこまでやってこないし、軽く思いついたアイデアのようなものを持ってきたりもするので、その辺りの仕事の進め方とかは勉強になったことが多いと思います。

戦略コンサルタントは上手に顧客と付き合おう

-現在独立してコンサルタントの仕事をしていくなかで、大手でないと、どうしても実行の部分が増えてきそうですが、いかがでしょうか。

コンサルタントとしては、実行の段階で私が手を動かすということはまずないです。

私は戦略コンサルタントと名乗っているので、戦略立案しか基本的にやりません。

ただし、戦略の実行のための伴走はするよ、とは言っています。

受託コンサル業務から抜けられない人は、コンサル業務をスケーラブルにする考え方をしたほうがよいです。

基本的に、時間×単価みたいな考え方をしていますが、そうではなく、最初戦略案件をやったあとに顧問をしていくのも選択肢の一つでしょう。

顧問なら月1回しか訪問しないので、1日にアポを集中させたら、それだけで月100万円稼ぐことができます。

既に知見がある程度あるのであれば、そのインダストリーに派生しているものをやるのが手っ取り早いです。

例えばコンサルティングビジネスを既にしているのであれば、それに派生する顧問業や周辺ビジネスは、当然のようにやるべきではあります。

年収が上がらないのは業界のせいかも

-年収の上げ方について聞きたいです。年収1,000万円、3,000万円、1億円の壁について知りたいです。

年収1,000万円ですが、ビズリーチに登録するのが良いでしょう。

-それはなぜでしょうか。

年収1,000万円をなかなか超えないとしたら、業界が悪いと思います。

頑張ってない人でも年収1,000万円を超える会社があります。

三菱商事や武田製薬にいたら、年収1,000万円は超えますね。

会社を変えるか、乗っかる業界を変えるか、役職を上げて労働分配率を変えるか、しかないです。

起業家は他人の真似をするべし

-3,000万円はいかがでしょう。

日系で役員以外で3,000万円はまず無理ですね。

外資系企業でパートナークラスになるしかないです。

それよりも金だけ欲しいなら起業が早いです。起業しろと言いたいです。「#起業しろ」で盛り上がっていますが。

起業して年収3,000万円になるために、世界初みたいなビジネスをする必要はなく、既存のビジネスを真似したらよいのです。

起業するときに世界初みたいなことをしないといけないと思っている人がいますが、その必要はありません。

間抜けみたいな商売でも、愚直にやれば意外と3,000万円に到達したりもするので、素直に真似してやればよいのです。

-年収1億円はいかがでしょうか。

年収1億円は税金を多く持っていかれるので、特に目指していないです。

もし、年収1億円を目指すには、株式で儲けるか、IPOを目指したほうがよいです。

今風なビジネス立ち上げて、短期間で売却するのもよいでしょう。

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ビジネスが最高のエンターテイメント

-資産運用はどうしているのでしょうか。

資産運用には全く興味がありません。

老後の不安で資産運用をしたほうがよいと言いますが、私はポジティブシンキングなので、50歳くらいには大金持ちになっていると思っていますので。

-お金は何に使っているのでしょうか。

使いどころがないですね。家賃とファッションくらいですが、家賃もこれ以上広いところに住みたいとは思わないですし。

年収2億円になったら、少しは変わりますが、今より1,000万円あがったところで、何も変わりません。

ファッションもアルマーニでスーツ作って30万円ですし、イスと机をあわせても100万円くらいです。ビジネスを作るのが最高のエンターテイメントです。

あとはエンジェル投資もしています。エンジェル投資はギャグ程度ですが。

-エンジェル投資はどのようにしますか。

お金のにおいがする人に投資します。稼いだ経験がない人には投資しません。

マンションは何を優先するかで選べ

-来年からコンサルタントになるので、マンションの選び方について伺いたいです。

予算は?

-MAX15万円までです。

10万円代だと、何を優先するかですね。エリアなのかグレードなのか家賃かで、変わってきます。

何を優先したいのかを決めることが重要です。女の子を連れ込みたいのか、仕事に打ち込むための家にしたいのか。

-30万円以上の物件だといかがでしょうか。

その段階になると段々趣味が効いてくるという感じです。30~40万円も夢はないですよ。

30万円くらいから高給物件になりますが、高級物件の入門みたいな感じなので、調子に乗らないほうがよいですね。

コンサルティングファームでいうとXXXに入社したような感じです。

ワインはマイナーで高いものがおすすめ

-ワインについてもお詳しいようなので、伺いたいです。

ちょうど昨日飲んだのはゲヴュルツトラミネールという葡萄品種のものです。ライチの匂いが特徴的です。

-1本を店に買いに行くとして、1~2万円程度のものだと、どのようなものがあるでしょうか。

基本的に安いワインは原価、高いワインは希少性で値段が決まります。

高いワインは、すなわちブランド価値で値段を上げていることになります。

そうすると、マイナーで且つ市場に高い値段で回っているやつは美味しい可能性が高い。

1万5千円とかで市場に出回っていて、且つマイナーなものは、相当大物な確率があるので、是非試してみて欲しいですね。

逆に名前が有名なものは、味だけを求めるなら割高と感じると思いますよ。

-1万5千円程度の価格帯でオススメのワインは具体的にどんなものがありますか?

ボルドーの格付けに手が届き始める価格ですよね。先日飲んだものだとカロン・セギュールは複雑味があって美味しかったです(20,000円くらい)。

明確な選び方というのは文脈によりますが、デイリーワインの価格ではないので何か祝いごとであればストーリーがあるものを飲むのがよいのではないでしょうか。

先程のカロン・セギュールはラベルがハートであることで有名です。親の誕生日プレゼントにしました。

知っているとかっこいいワイン豆知識

-他にもなにか有力情報があれば教えてください。

格式のある国としては、フランス、イタリア、スペインが王道、アメリカは軽やかなものが多めですが、完成度が非常に高く割安感あります。

スペインは、歴史がある割にはワイン市場が混戦状態で、造り手が殆ど中小で、穴場ワインが多いです。

リオハやリアス・バイシャスとかが有名ですけど、スペインワインはあんまり精査されていないので、何本か買って出会いを見つけることが大事ですかね。

こないだもスペインワイン6本セットみたいなの買ったらひどくて、飲んだことがないスペインワインは勝負したい女性の前で開けたりするのはやめた方が良いですね。

失敗したくないなら軽やかなものがよいのではないでしょうか。ボディがあり、熟成感を出そうとしたが失敗しているものは臭くて飲めたものではないものも多いです。

そもそもフルボディ苦手な人も多いですよね。

ストーリーという意味と軽やかさをかけ合わせると日本の鳥居平の甲州はいかがでしょうか。

アルコール度も低く軽やか、ミネラリーで爽やかな味わいで美味しいですよ。

モンテスのプルミエ·キュヴェ、パスカル・ジョリヴェのサンセール、シレーニ・エステート等も美味しいですね。

美味しいワインの銘柄を列挙していけば話はつきません。

若手ビジネスマンはとにかく働け

-ありがとうございます、最後に若手ビジネスマンにメッセージをお願いします。

まずはコンサルタントとかになるなら、労働量がものをいうので、とにかく働くべきですね。

偉そうな口を叩けるのは、売上が上がってからなので、それまではほんと偉そうな口を聞かないほうが良いですね。

編集後記

今回はコンサルタントとして有名なTwitterアカウントを運用していらっしゃるシャイニング丸の内氏にお話を伺わせていただいた。

コンサルタントとしてのキャリア、そして独立してのキャリア、また年収について詳しく話を聞いた。

また、趣味であるワインについても、おすすめを初心者向けに聞かせていただいた。大変参考になった。

年収1,000万円のところで紹介されていたビズリーチについては、ぜひ登録していただきたいところである。

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