転職スキル

自分の市場価値のなさに気付かず転職ができない残念な人たち

転職市場で散見されるのが、現在の年収と希望年収に開きがある人だ。

50-100万円上げたいですという主張は納得できるが、年収600万円の人が理由もなく、800万円欲しいですと主張するのは納得がいかない点が多い。

このような、現実と向き合っていない希望年収を言う人たちに向けて、警鐘を鳴らさせていただく。

転職時に希望年収を高く言うこと自体は間違いではない

転職をしようとするときに、希望年収を高く伝えたいのは当然だろう。転職理由は様々あるが、1円でも多くもらえたらうれしいに決まっている。

そのため、自分を過小評価して、年収を今よりダウンしてでも転職できればそれでよい、というのはやめておいたほうがいい

未経験の職種に転職する場合は、年収ダウンになることはよくあるが、同業同職種への転職であるときは、年収アップを目指していくべきだ。

だが、自分の市場価値を理解せずに年収アップを図ろうとすることは、転職のことをよくわかっていない人だと思われかねないので注意してほしい。

市場価値の勘違いにもいくつかのパターンがあるので、詳しく見ていこう。

業界一位の罠

私は常々、業界一位の会社に転職しろということを言っている。

衰退産業であれ、最後まで生き残るのは業界一位である。

また、日本国内だけでなく海外市場で戦っていくことを見据えると、業界一位にいるほうが、兵糧もたくさんあるので、のびのびと戦える。

トヨタ、ソニー、三菱商事、三菱地所、三菱UFJ銀行、武田薬品、キーエンスといった会社は業界一位であるので、つぶれる心配も少なく、海外挑戦もできる。

だが、業界一位にいると、転職時に困ることがある。なぜなら、自分の市場価値を高く見積もってしまうからだ。

例えば、同業内転職しようにも、役職を上げての転職でない限り、年収は下がってしまう。

業界一位から三位に行く場合、どこの会社に行くにしても待遇面で大幅に下がってしまう。

では、異業界、異業種へ転職するのはどうだろうか。

どの業界でも、業界一位は年収を多くもらっているので、転職しようにも大幅な年収ダウンを受け入れない限り、転職をすることはできない。

例えば、トヨタから他の自動車企業に行くにも、ベンチャーに行くにも、コンサルに行くにしても、年収を維持しての転職はなかなか難しい。

ただし、財務や人事等で専門性を持っている場合は、業界や会社さえ見つかれば年収アップの転職も可能だ。

ただし、ジョブローテーションを繰り返し、専門性が身についていなければ、年収=会社のブランド名になっているので、転職をすることは避けたほうがよい。

年収が上がる要素がどこにあるか考える

年収がアップする際のポイントはどこにあるのかを考えてほしい。会社のブランド名で年収が高いことに気付いていない層は意外と多い。

基本的に、専門性がないと高年収で転職をすることは難しい。

高年収での転職の選択肢として、専門性がない場合でも、業界上位の会社、およびそれに付随するステークホルダーとの人脈があり、そうした人脈が欲しいベンチャーや小企業に転職するという選択肢はある

ただし、こうした人脈を持っているのは、ある程度年齢を重ねた人なので、若い間で人脈を評価してくれる会社はそれほどないだろう。

転職する際は優先順位を考えよ

転職の際は、常に優先順位を意識してほしい。

年収を上げることが目的なら、今すぐの転職ではなくても、自分が希望する年収の条件を満たしたものだけ受けたらいい

年収の要求水準が高いところを探し出し内定を獲得するには、時間がかかる。

一方、会社を早く辞めたくて、どこか転職先があれば今すぐにでも転職したいという人は、年収への条件はそこまで厳しくしてはいけない

転職した際に、できるだけ年収が欲しいが、具体的な数字をあげることができない人は、転職エージェントを困らせる。

また、現在の年収よりも30%以上高い年収を要求する場合は、一般的な転職の範疇から超えてしまうので、転職エージェントは困ってしまう。

市場価値測定はあながち間違ってはいない

さて、巷には市場価値を測定するサービスがあるが、自分の市場価値が正確に測定されていないと感じる人もいるだろう。

市場価値が思っている年収よりも低くつけられていると納得しない人も多くいるが、転職サービスの市場価値測定は、大きくずれることはない

会社のブランドによって年収が高くついている人ほど、AI等によって測定された年収がおかしいといってくる。

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業界一位の会社の人は、転職より出世の道を考えてほしい

さて、業界一位の会社にいる人は、転職したくなる場合もあるが、年収のことだけを考えると社内での出世を考えるべきである。

業界一位は、出世、出向、子会社役員、投資先への移籍と選択肢が多々ある。

新規事業のチャンスもある。新規事業は失敗のリスクもあるので、出世コースの人は避けがちな会社もある。気を付けてほしい。

大手からベンチャー転職は、もはや市場価値は関係ない

大手から、メガではない、スタートアップからミドルクラスのベンチャーへ転職する場合は、市場価値はもはや関係ない。自分の市場価値通りにお金がもらえることはない

お金が集まっているベンチャーで人材への金払いが良い会社に転職するか、特定のポジションの幹部候補を求めている企業に滑り込むしか、年収を維持もしくはアップする術はない。

ベンチャーというのは、給与体系があるようで実はないような会社も多い。

特に、資金調達後でお金の使い方がはっきりと決まっていない会社だと、給与はどうしようかということになる。

ストックオプションで払うよ、というベンチャーに大企業出身者は騙されがちなので、そこには気を付けておこう

すでに上場している企業には、ストックオプションの例がいくつもある。

自分と近しい役職の人がどれくらいもらったかを、時価総額をもとに計算して、自分のストックオプションにいくらの価値があるか確認しておこう。

ストックオプションは細かい点までチェックしておくことをおすすめしたい。

自社が投資しているベンチャー企業をチェックせよ

最近は、大企業でもベンチャー投資をしている。三井物産や三井不動産のような大企業でも投資をしている。KDDIといった企業は買収もしている。

こうした大企業が投資しているベンチャーに足を運んでみるのも一つ手だ。

会社オフィシャルで行くことが無理であれば、オフラインでいってみよう。

株主の社員がきたら、断るわけにもいかないので話だけは聞いてもらえる。

そこから採用されるかは実力にもよるし、出資した会社の社員から引き抜くと噂もたつので遠慮されるが、話は聞いてくれるので、ベンチャーのことを聞いてみる裏技もある。

実際これを実行しているのは、投資担当者を除くと、ほぼ見たことない。

転職エージェントのアドバイスは素直に聞こう

市場価値を把握するうえで、転職エージェントの意見を無視する人がいるが、転職エージェントは市場価値の評価に関しては客観的にアドバイスをくれる場合が多い

世の中の転職エージェントが微妙に思われるのは、理想と実際の市場価値に乖離がある場合に、うまくコミュニケーションする能力と、その人にあった求人を提案する能力がないからである。

今までたくさんの転職希望者を見てきているので、それなりに妥当な市場価値評価はできるはずである。

三人から同じことを言われたらそれを受け入れる

転職エージェントに会って、どうしても言っていることが信じられない場合は、最低でも三人は会っておこう。

三人会ってみて、同じことを言っていたら、あなたの市場価値はだいたいそれらの意見で間違っていない。

どうしてもエージェントの市場価値と自分の理想が違いすぎる場合は、別の方法で転職をすることをおすすめしたい

企業と直接話したり、先輩が転職した会社に相談に行ったり、様々な手を使ってみよう。

転職エージェント探しから始めよう

転職エージェントをこれから探し始めていこう。市場価値を図るためにも、転職エージェントと一度話してみることは重要だ。

転職エージェントは、ビズリーチ

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