転職活動において大きなウエイトを占めるのが面接だ。
中途採用においては面接がほとんど決めているといっても過言ではないだろう。
中途採用における面接対策について具体的な場面を交えながら対策を書かせていただく。
今回は特に20代にフォーカスした内容になっている。
社会人3年目から7年目くらいの方の転職をイメージしている。
Contents
転職において面接はなぜ重要なのか
転職の面接は、面接が大事と言った。
これはなぜかというと、面接に呼ばれる前に十分なフィルターがかかっているからだ。
転職面接は、1年中行われるため、オペレーションを効率化して大量に面接を行う新卒の面接とは違う。
新卒面接は、一気にチェックできるグループディスカッションや集団面接があるが、転職面接では行われない。
転職面接は良くも悪くも面接1本で勝負を決しようとしている。
それだけ面接で話す内容が重要になるということになることを理解しておいていただきたい。
20代ではまだまだ見られる、学歴と職歴
20代では学歴が重要となってくる。
面接で判断するのはこれまでの職業における経験と、その後何をしたいかのやりたいことだ。
ただし、やりたいことをするためにその人が適切かどうかを判断するために職歴を用いる。
20代だと職歴が短い人も多いので学歴まで見られるという具合だ。
20代は新卒の延長線上としてとらえられることも多いので、学歴が良いに越したことはない。
一方、人手不足な昨今においては学歴のウエイトが下がり、やる気次第で大手企業も積極的に中途採用するようになった。
20代の中途市場は空前の好景気なのである。
チャレンジしないだけ損になるので、どんどん転職活動はしてほしい。
内定を獲得してから転職について検討していけばよい。
転職の志望動機は非常に重要
転職のハードルがかなり下がっているが、志望動機は大事だ。
未経験でもスペックが足りなくても採用してくれるが、すぐに辞められては困る。
ある程度は勤務して、成長してもらう前提で採用している。
よって、会社で働くことが長続きするかは重要だ。
長続きするかどうかについては志望動機で見られる。
20代で転職活動をしているとそもそも職歴自体が長くないので、長続きするかどうかは本人から語られる志望動機がしっかり練られているかどうかが重要だ。
逆に考えると、志望動機さえしっかりしていればいいのだ。
志望動機はこれまでの経験や、能力、学歴、性別、年齢に関係なく作れるものである。
準備をしっかりしたら成功するのである。その準備を絶対に怠らないようにしよう。
柔軟性は当然持っているべきと思うべき
さて、20代の方が採用面接を受けるうえで重要なのが、柔軟性だ。
転職をしてくる20代には専門性よりも成長を求める。
こちらから与えるものをきちんと消化して、こなしていってくれる人を求めているのである。
柔軟性を確認する質問が途中途中挟まれているので確認しよう。
なんでもやりますという気持ちを出して面接を受けよう。
ただし、「何でもやります」とダイレクトに答えるのは良い場合と悪い場合があるので注意してほしい。
良い場合というのは営業の採用や転勤があるパターンなどある程度会社や顧客の要求に対応しないといけないパターンが発生する場合だ。
悪い場合は外資系などリーダーシップを求める企業だ。
外資系の場合、何でもやります!は自分を持っていない人材とみなされるので注意してほしい。
どちらにせよ、何がやりたいんだっけ?と面接の最後になったら落ちたも同然である。
何でもしたいけど自分としてやりたいのはこれです!とやんわり伝わるようにコミュニケーションするのがベストである。
新しいことをしたいと、貢献できることの両軸
転職活動なので、当然やりたいことだけを要求しても受け入れられない。
新しいことをしたくて転職活動をしているのは当然であるが、やりたいことだけ押し通すような人は採用されない。
会社側の利益になるようなことをしないといけない。
会社側の利益になるようなことをする場合は2パターンある。
1パターン目が会社が望むことを何でもすることだ。
これは先ほどのところで、何でもやりますと答えるパターンの話をしたのが該当する。
もう1パターンは既にあるスキルを活かす、もしくは伸ばすことで会社に貢献できることをアピールすることだ。
法人営業の経験が少しでもあれば転職先の法人営業で活躍できるし、もしくは転職先のポジションが法人営業でなくても、培ったコミュニケーションスキルを活かして新しい仕事ができますと答える場合だ。
新卒の面接にも近いが、より業務の経験と具体性が伴うので説得性が増す。
長期間いることを想定して、面接に臨もう
面接練習をしているとき、また、自身が面接官をしていたときに感じたのだが、ステップアップのために~と答えられるのは少々嫌である。
踏み台にして次に行くことが見えている人はあまり採用したくないのが本音である。
よって、長期間働くことを想定して転職した会社内で実現したいことを必ず伝えよう。
面接の際に仕事とは関係のない将来の夢を語ること自体は良いのだが、それだけではなくより現実的な仕事上、特に転職先で実現できることを語ってほしい。
候補者が転職先で活躍しているイメージを持たせると面接の通過率が各段に上がるので、長期間、5年以上いる場合を想定して面接を受けよう。
面接の成功例
面接の事例について見ていこう。うまくいく場合の面接からいく。
面接の失敗例
面接の振り返り
さて、2つの面接をよい例、悪い例と書いたがいかがだっただろうか。
良い例は志望動機がありふれているが具体性が伴っている上に端的になっていてわかりやすい。
また職種が変わっていても活かせることをきちんと述べている。
20代の転職は枠を争う転職ではなくある一定以上のレベルを達していたら受かるので、減点されないことが大事だ。
よって奇をてらう必要は全くないことを覚えておこう。
悪い面接の事例は、自分の都合だけ押し付け、起業したいから~という人が多いが、人材のノウハウを得るくらいならさっさと起業したほうがいい。
特に経営陣と面接する場合は、~の経験を得て起業したいというのはあまり好まれない。
銀行のことを特にやり玉にあげているが、銀行員の方は指示されたことはできると自慢気に言っても自分から何か行動した経験が乏しい人が多い。
銀行員は自分で勝手に行動してもプラスにならないので銀行員の生き方としては正しいが、他の業界では通用しない。
自分で行動した主体性が必要となるのだ。
面接対策をもっとしたい方へ
転職対策をより具体的にしたい方は必ず転職エージェントを使おう。
リクルートエージェントの面接対策はフォーマットが決まっていてあるていどの基礎を学ぶことができる。
また、転職サイトであるビズリーチは必ず使おう。
ビズリーチは素晴らしいサイトで、良いエージェントと確実に会えるので登録しておこう。
また、外資系や英語面接を含めて練習したいときは、JACリクルートメントを使おう。
ではまた。