転職エージェント

失敗しない転職エージェントの選び方

そもそも転職エージェントとは

転職エージェントはその名の通り、あなたの転職の際の窓口になる代理人であるので、エージェント次第で年収の大幅アップや、世の中に求人が公開されていない会社に転職できることも多々ある。

それでは、どうやったら良い転職エージェントに出会えるのだろうか。

そもそも、転職エージェントはどこからどこまで自分のために働いてくれるのだろうか。

そして、転職エージェントを使う際の注意点などがあるのだろうか。解説していく。

転職サイトとの違いは曖昧

まず、転職エージェントと転職サイトがどう違うのかについて説明していく。

転職サイトはその名の通り、自分で企業の募集情報を探し、自分で応募し、面接を取り付けるために使うものである。

それに対し転職エージェントは、実は一対一のエージェントが付くことが確約されているものではない。

場合によっては転職エージェントを変えることもできるし、一般的ではないが、複数人が自分の担当をしてくれるケースもある。

リクルートエージェントやパーソルキャリアは、面談担当者と法人営業担当者がいるため、場合によっては法人営業担当者からもサポートを受けられる。

転職エージェントは顧客のために、転職に関わるあらゆる仕事を肩代わりしてくれるものである。

言い換えると、転職エージェントは、転職のための様々なサポートをしてくれるサービスのことであって、そういったサービスを提供する企業のことを指すこともあるほど、顧客との付き合い方の深さは多岐にわたる。

例えば、企業からの求人を紹介してくれたり、企業と実際に連絡を交わして面接日程の調整を行ったり、個人レベルでは言いにくい待遇面の交渉などをしてくれるサービスのことを指す。

そのため、忙しい場合や低料金でサービスを利用したい場合は、わざわざエージェントと会うこともない。

実は、転職エージェントと転職サイトの線引きは明確ではない

最近では転職サイトも企業情報などをサービス側が紹介してくれることもある。

転職エージェントを使用するメリットは多くある

では、実際に転職エージェントはどのようなサービスを提供してくれるのだろう。

転職エージェントが行ってくれるサービスは大きく分けて4つある。

1 自分の希望に合った条件の企業、役職とのマッチング

一つ目は、転職希望者の求める転職先の条件を聞き、その希望に合った企業を斡旋してくれるものである。

転職サイトでは無数にある応募情報の中から自分に合った条件を探さなければいけない手間がかかる。

その作業を肩代わりしてくれる転職エージェントサービスは時間の短縮につながる。

また、企業が公開している求人以外の情報を与えてくれることも多い。

例えば、金融や総合商社といった給与の高い企業では、応募条件を一般公開すると、あまりにも応募が殺到してしまうような役職もある。

このように人気が高く、更にある程度の専門性が求められる職種の場合は、公開情報だけで転職をするよりも、転職エージェントに隠れた案件を探してもらったほうが自分の希望に近い仕事に就きやすい。

なぜ隠れた案件が存在するかというと、中途採用をしていることを競合企業に知られたくないからだ。

中途採用を行っている会社で辞めた人の穴埋めをしていることを他者に知られたくない会社は多くある。

辞めている噂がたっている会社は、今後も退職者が相次ぐ可能性があることから引き抜きが加速する可能性があるからだ。

2 企業との面接調整や転職応募者の情報共有

二つ目は、企業と転職希望者のスケジュール調整をしてくれることである。

何度も転職を経験している人や、今の業務がそこまで忙しくなく、転職活動に時間を割けるのならばそれほど問題ではないが、多くの人は転職回数も余暇も少ないだろう。

このような場合、企業と転職希望者の間に立ち、スケジュール調整をしてくれる転職エージェントの存在は心強い。

スケジュール調整はもちろんだが、転職希望者の履歴書の送付や、企業からのメッセージなどのやり取りを行ってくれるのも時間の短縮につながる。

なにより、企業とのコミュニケーション不足で面接に行ったら転職希望者が思っていた条件と異なる、というような事態が起こらないよう、企業からの条件をしっかり引き出してくれるのもありがたい。

3 企業との接触前の準備プロセスを助けてくれる

三つめは、転職希望者が面接に臨む前に行ういくつかのプロセスを助けてくれることだ。

転職者は企業の面接を受ける前に、最低限自分の履歴書を準備し、面接を受けに行く企業の研究をし、応答内容を想定しなければいけない。

一見単純なプロセスだが、今までに転職経験がない人にとっては履歴書や職務経歴書を書いた経験がないので、書き方が分からないということが多い。

このような場合も、転職エージェントを利用すれば、履歴書や職務履歴書の書き方から、既に自分が書いているものの添削を受けることができる

また、面接対策として他社でも共通で聞かれる質問や、その質問に対する適切な回答方法について教えてもらうことができる。

企業研究に関しても同様で、自分で一からその企業のことを調べるよりは、エージェントに調べてもらったほうが客観的に、かつ正確な情報を得られる。

4 企業に自分では言いにくいことを代弁してくれる

四つ目としては、企業側に転職希望者側の意見を代理で提示してくれることが挙げられる。

このサービスは特に転職活動に関してまだ知見がない転職者にとってはありがたい。

なぜなら、転職活動を始めたばかりの人にとっては自分の適正な市場価値が分からない上、どのような条件を企業側に提示できるのかの選択肢を把握していないことが多いからだ。

そのため、自分としては最低限の給与水準や労働環境を心に決めているにも関わらず、面接ではどうしても受け身になってしまうことが多い。

しかしながら、転職という自分の人生を大きく左右するイベントでこのような気遣いは無用である。

そのため、自分では言いにくいことを転職エージェントを経由して言ってもらおう。

転職エージェントは数々の事例を経験しているはずで、このような企業と個人の労働交渉に関してはスペシャリストだ。

個人では要求できないような条件であっても、転職エージェントが間に入ることで、交渉がスムーズにいくことも多い。

給与交渉はどうしても企業側が有利になりがちなので、転職エージェントに頼ってほしい。

転職者の年収が上がるほど、転職エージェントの取り分も増えるので、転職エージェントにとっても転職者の年収を上げることには意味がある

例え転職希望先の企業から提示された条件が自分にとって納得いくものであっても、とりあえず転職エージェントに相談してみることで不利益を被ることはない。   

転職エージェントを使うデメリットもある

ここまでは転職エージェントを使用することのメリットばかりを紹介してきたが、もちろん転職エージェントを使用することで発生するデメリットもある。

ただ、そのデメリットは少ないので、自分の希望職種に当てはまる致命的なものがない限りは転職エージェントの使用をおすすめする。

1 企業側が転職エージェントに支払う手数料が高い

転職希望者にとってはあまり関係ない話に思えるかもしれないが、実際には転職希望者の募集状況に大きく影響する。

企業は転職エージェントを使用した場合、その転職者の年収の3割ほどを転職エージェントに対して手数料として支払わなければいけない。

そのため、特段優秀な人材であったり、空いている役職に適任な人材であったりしない限りは、なるべくWeb応募などで済まそうとする

言い換えると、転職エージェントを使用すると応募要件に満たさない案件も多く存在するということだ。

特に替えが効きやすい事務職など、応募が殺到するものの、専門性が高くはない求人に関しては、この傾向は顕著である。

2 全員が手厚いサポートを受けられるわけではない

転職エージェントを使用することの最も顕著なデメリットはこれかもしれない。

転職エージェントは一般的な一括採用の転職サイトとは異なり、一つ一つの案件がエージェントの手によって処理されている。

そのため、エージェントにとってプライオリティの低い顧客の場合、丁寧に扱ってもらえないことがある。

場合によってはいつまでも転職エージェントから案件を紹介してもらえないこともある。

例えば、転職エージェント登録時には年齢制限がないと明記されていても、転職希望者の年齢や経歴、資格、スキルなどによって市場価値が低いと判断された場合、転職エージェントはこのような顧客のサポートの優先順位を相当低く考えるだろう。

そのため、自分の市場価値に自信が持てない場合は、転職エージェントに登録しつつも独自に転職活動を進める必要があるだろう。

転職エージェントも利益になる、年収が高く、市場価値が高い人を優先しがちである。

3 エージェントの力量に差が出てしまうことがある

これはどうしても避けられないことだが、転職エージェントの力量によって・初期希望者の転職の際の難易度や、適切な案件を持ってくることができるかどうかが左右されてしまう。

もちろん、転職エージェント側もなるべく市場価値の高い顧客にはエージェントの中でもエース級をあてがうが、それでも顧客とエージェントの相性が合わないことなども十分に考えられる。

更に、裏を返せば顧客の市場価値が低い場合は、若手やあまり業績や評判の芳しくないエージェントが充てられてしまう可能性も否定できない。

ただ、エージェントは希望をすれば交代してもらえるし、どんなに能力のないエージェントであっても、自分の力だけで転職活動を行うよりは圧倒的に雑用をしなくて済む

何より、良いエージェントに出会えた時に得られるリターンは大きい。

半ば博打的な要素もあるが、良いエージェントに出会えることを願って転職エージェントサービスに登録してもらいたい。

市場価値の高い人は転職エージェントサービスを利用しよう

では、今まで挙げてきたメリットとデメリットを鑑みると、転職エージェントサービスに登録すべき人はどんな人なのだろうか。まとめると以下のようになる。

メリット

① 自分の希望に合った条件の企業、役職とのマッチング

② 企業との面接調整や転職応募者の情報共有

③ 企業との接触前の準備プロセスを助けてくれる

④ 企業に自分では言いにくいことを代弁してくれる

 

デメリット

①   企業側が転職エージェントに支払う手数料が高い

② 全員が手厚いサポートを受けられるわけではない

③ エージェントの力量に差が出てしまうことがある

メリットとデメリットを比較するとわかることだが、転職エージェントを使用するためには自分の市場価値がある程度高いことが好ましい。

市場価値と一口に言っても職歴なのか、学歴なのか、資格なのか、専門性なのかは企業によって異なるものの、懸命な読者であれば自分の市場価値はどの産業に対してどれくらいなのかはなんとなく肌感としてあるだろう。

そして、もしも自分の市場価値が高いと思ったら迷わず転職エージェントサービスに登録して欲しい。

自分の市場価値が高いのであれば、世の中に出回る標準的な募集情報よりも、転職エージェントサービスが持つ募集情報のほうが待遇が良いことがほとんどだからだ。

また、メリットの④で挙げた「企業に自分では言いにくいことを代弁してくれる」のように、転職希望者のほうが企業よりも立場が上の場合、有利な条件を引き出すことに転職エージェントサービスは長けている。

一方、自分に特筆すべきスキルや華やかな経歴がない場合は一般的な転職サイトに登録すべきだろう。

先にも述べたが、転職エージェントから手厚いサポートを受けにくい上、受けられるサポートの質も市場価値の高い人材に比べて落ちることは間違いないからだ。

もちろん、転職エージェントサービスに登録することは自由だが、あまり実のある話が入ってくるとは期待しないほうがいい。

 自分に合った転職エージェントと付き合おう

ここまでの記事を読んで、自分が就職エージェントを使うべきなのか、それとも一括の転職サイトを使用すべきなのかはなんとなく目途がついたのではないか。

では、ここからは転職エージェントを使用する人の中で、更にどのような基準で転職エージェントを選択したらいいのかについて記述していく。

1 自分の経歴にマッチしたタイプの転職エージェントか

転職エージェントを選択する際に、エージェントがどのような求人に特化しているのかについて調べるべきだろう。

これの見分け方としては、取り扱っている案件数や、サイトに入ってすぐわかるそのエージェントサイトの特徴を見ればすぐにわかることである。

具体的には転職エージェントは、大きく分けて「幅広い職種や業界の求人を扱う総合型」と、「特定職種・業界の求人を扱う特化型」の二つに分けることができる。

前者に関しては多くの案件を取り扱っているサイトが当てはまる場合が多くなる。

サイトを見てどのような案件を多く取り扱っているかが分かったら、自分のキャリアや勤続年数を加味して使用する転職エージェントを決定すべきだ。

例えば、まだ社会人になった期間が短く、キャリアの選択肢を広げたい人は総合型を選ぶべきだろう。

一方、業界経験が長く、専門スキルをさらに高めたいものの、新しい業務はあまり手をつけたくない人は特化型の転職エージェントを使用するべきだ。

2 その転職エージェントはどんな案件に強みを持っているか

上の内容と多少重複してしまうかもしれないが、その転職エージェントがどの業界に精通しているのかを精査すべきだろう。

特に特化型の転職エージェントの場合、担当業界に得意不得意が出やすいため、要注意が必要だ。

自分がIT系の企業でSE業務をやりたいのか、どこの企業でもいいので会計系の事務作業がやりたいのか、といったように業務内容にこだわりを持っている場合にはその業務や業界に強い転職エージェントを選ぶべきだろう。

具体的なサービス名を出して解説すると、例えば会計士の場合は会計士だけに特化した「マイナビ会計士」のようなサービスがいい。

他にも、転職で一から仕事を覚えるのではなく、管理業務を行いたい場合には管理部門特化型エージェントの MS-Japanを使うといいだろう。

また、業務内容はそこまで絞らなくとも、おおまかにITやWeb系の仕事をしたい場合にはWeb系エンジニア専門エージェントであるレバテックを勧めたい。

このように、自分の就きたい仕事がうっすら決まっている場合はなおさらその業界や業務に特化した転職エージェントを使う方が効率が良い。

3 十分な求人数を保有しているか

また、いくら専門の案件特化型の転職エージェントであっても、転職者にとっては応募できる企業数をなるべく多く保有している企業から選びたいところだろう。

そのため、自分が頼む転職エージェントサービスの会社がどのくらい案件を保有しているのかを確認しておくべきである。

一般的に転職エージェントのサイトには、公開求人と非公開求人の案件数を記載している。

そのため、転職エージェントサービスに登録する前に事前にサイトを訪れ、求人数を確認しておくのが賢明だ。

特に自分のキャリアの専門性が薄いものの場合、何よりも案件数が重要になるので、大手の転職エージェントを利用することも視野に入れよう。

各転職エージェント外観

ここからはいくつかの転職エージェントの特徴を比較してみる。

その中でも主に求人数の数とどの業界に強みを持っているか、そして転職エージェントの質がどのように噂されているかを中心に比較する。

業界トップクラスの求人数を誇る「リクルートエージェント」

真っ先に登録すべきはリクルートエージェントだろう。

リクルートエージェントは、日本での知名度が高いリクルートグループの転職活動支援に特化したサービスである。

リクルートエージェントの特徴は、何といっても他社の追随を許さない、圧倒的な量の非公開求人と転職成功実績にある。

この理由としては、やはり業界最大手クラスの知名度が大きい。

リクルートグループという知名度から、企業からの信頼も厚く、それによって更に案件が増え、実績が増すという高スパイラルに乗っている。

また、サービスの質も高評価を受けている。転職希望者に代わって高いレベルの交渉を行ってくれると評判で、内定率も他者のサービスと比べても非常に高いとされている。

転職エージェントサービス登録に迷ったら、とりあえずリクルートエージェントに登録しておけば間違いないといえるだろう。

それだけサービスが安定しており、転職に関して有益なサポートを受けられるはずである。

ただ、一方で問題もある。

リクルートエージェントにはあまりに多くの転職希望者が殺到するため、転職エージェント一人当たりが抱えるクライアントの数は他社に比べて多くなる。

エージェントによっては1000人を超すケースもあるほどだ。

そのため、転職支援サービスに手を抜くことはないものの、エージェントとの実際の面接や、メールでのやり取りといった互いに時間をある程度合わせなければいけないサービスの場合、クライアント一人あたりに割けるサポート時間は少なくなってしまう。

そのため、スピード感を持って転職したい場合や、面接練習など一から転職準備を教えてもらいたい人は他のサービスとの併用を勧めたい。

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転職エージェント業界で存在感を増している「JACリクルートメント」

一般大衆向けの転職エージェントサービスではなく、ミドルからハイクラスの高年収層にのみ特化したサービスを提供することで人気が高まっているのがJACリクルートメントである。

まず留意して欲しいことは、年収500万円未満の人は登録することすら難しいことである。

そのため、新卒2、3年目の社会人というよりは、ある程度社会人経験が長い転職者向けといえるだろう。

そんなJACリクルートメントはハイクラスの転職に加え、日系の転職エージェントが弱いとされている外資系企業に対しても多くの案件を持ち、強みにしている

また、JACリクルートメント

は案件面だけでなく、転職エージェントの仕組みにも他社とは異なる特徴を持つ。

それは、JACリクルートメントでは一人の転職希望者に対し、複数人の転職エージェントが付くことがある点だ。

今までに紹介してきた大手二社では一人の転職希望者に対して一人の転職エージェントがつくことが一般的だった。

しかしながら、JACリクルートメントの場合は一人の転職希望者に対し、複数名のエージェントが担当につくことが多々ある。

そのため、複数の転職エージェントサービスに登録せずとも一社だけで複数のエージェントを比較することができる。

更に、最終的に自分と担当エージェントが合わないと感じても、既に複数のエージェントがついているために、新しくエージェントを探すコストがかからない。

社内の方針からなのか、JACリクルートメントのエージェントには落ち着いた人が多いことも評判になっているようである。

ハイクラスの転職希望者や、外資系の企業に興味がある人をはじめ、とりあえず年収500万円というボーダーを超えている人はJACリクルートメントに登録すべきである。

そうすることでJACリクルートメント

の質の高いエージェントをベンチマークとして他社の転職エージェントサービスと比較できるため、他の転職エージェントとの交渉も容易になる。
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サポートの質が転職者から高く評価されている「DODA(デューダ)」

DODAは、売上高ベースではリクルートエージェントに続いて業界2位、更に非公開求人数でもリクルートエージェントに続いて業界第2位を誇る、業界屈指の転職エージェントである。

DODAは特に大企業に特化しており、一般職から管理職まで、大手企業の案件を中心に、幅広い求人に対応している。

リクルートグループほどの知名度はないものの、業界二位に位置する理由はDODAの持つ非公開案件数と、サービスの質にある。

DODAのサポートは手厚いことで有名で、転職者のサービス利用満足度に関しては、業界ナンバーワンともいわれる。

特にキャリアアドバイザーの質が平均的に高いとされ、顧客の悩みや希望を親身になって聞いてくれる姿勢が評価されている。

また、非公開求人に強みを持っており、10万件以上の案件を持っている上に、他社が持っていないDODA限定の求人案件も多く保持している。

ただ、DODAもリクルートエージェント社と同じ欠点を抱えている。

DODAの転職エージェントはリクルートエージェントに所属するエージェントほど、一人当たりの抱えているクライアントは多くない。

それでも、転職エージェントが転職希望者一人当たりに割ける時間は限られている。

更に一人一人に丁寧なサービスを行うことを信条としているため、スピード感のある転職はしにくい。いち早く転職をしなければいけない場合は、適切なエージェントとは言えないだろう 。

また、かつては圧倒的に評判が良かった同社であるが、ハイクラス限定の転職エージェントサービスの登場などでやや勢いを失いつつある

自分の市場価値に自信のある転職希望者はこれら以外の選択肢も考えておきたい。

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転職エージェントの上手な使い方

ここまでの説明で、転職エージェントを使いたくなった人も多いことだろう。

しかしながら、転職エージェントを完全に信用し、自分から能動的に動かなくなるのは問題である。

そのため、ここからは転職エージェントサービスを使う際の心構えについて解説していく。

転職エージェントの口コミを調べておく

今までの記事の流れから言うと、恐らく多くの読者が複数の転職エージェントサービスに登録することが得策だ、と考えているだろう。

それに関しては間違いないが、とりあえず複数のサービスを登録するだけでは危険である。

その理由としては大手や評判の良いサービスだけを登録してしまうこと、そして連絡の煩雑さが挙げられる。

まず、世間の評判の良さが自分の転職に優位に働くと考えるのは短絡的である。

世間の評判が良いというのはあくまで世間の平均的な評判であり、特殊な経歴の持ち主や、ニッチな業界を狙っている人にとっては世間の評判は当てはまりにくい。

そのため、転職エージェントサービスに登録する前に自分のことを分析し、サービスについても調べて欲しい。

例えば外資系のみしかターゲットにしていない転職希望者であれば、今までには挙げてこなかったが、アデコなどが利用するサービスの候補として挙がるだろう。

複数のサービスに同時に登録することで連絡頻度も増えてしまうので、むやみやたらに色々なサービスに手を出すよりは、自分の希望に沿うような転職エージェントかどうかを事前に確認してから登録してほしい。

自分で企業の分析を行う

良い転職エージェントに出会えたとしても、全面的に信頼して言いなりになるのは非常に危険である。

その理由は二つ存在する。

まず一つは、転職エージェントにとっての良い会社と転職希望者にとっての良い会社は異なるからだ。

全ての転職エージェントがそうとは言えないが、やはり転職エージェントの多くは自分に対して多くの報酬が入ってくる顧客と取引企業を大切にする。

そのため、まずは表層的でもいいので転職希望者にマッチしており、かつ高い報酬を貰える企業を転職希望者とマッチさせようとする。

このような場合は転職希望者が転職後に企業とミスマッチを起こす可能性も高くなる。

こんな事態を避けるためにも交渉や企業研究をエージェント任せにするのではなく、ある程度は起業が絞られてから転職希望者自らリサーチを行うべきだろう。

二つ目の理由は、転職エージェントの頭の中にはその業界の成長率や推薦企業の業績予測がそこまで精緻には入っていないことが多いからだ。

これに関しては転職希望者も不透明な部分は大きい。

将来的に転職エージェントが勧めてきた企業の業績がどうなるか、業界がどうなるかを完全には予知できないからだ。

それでも、転職エージェントだけが予測を行うのではなく、転職希望者も一緒になって分析を行うことで、複数の視点で将来の展望が行える。

そうすることで転職エージェントが気付かなかった問題が見つかるかもしれないし、何よりも転職後の後悔が少ないはずである。

一生を左右するイベントである転職だからこそ、手を抜かずに自分からも動いてもらいたい。

まとめ

いかがだったろうか。転職エージェントは上手く利用できれば相当な時間的コストや自分の転職に注ぐ労力を節約できる。

更に近年では転職エージェントサービスが乱立しているため、全体的にサービスの質が向上している点も見逃せない。

自分の転職の目的を再確認し、それに合ったエージェントサービスに登録することで効率的に転職活動を行ってもらいたい。