英語学習法全般

社会人になって英語の勉強を始めたい方へ

社会人になると、実際に仕事の中で英語を使う機会は多いのではないか。しかし、いまからどのように英語を勉強すればいいのか悩んでいる方も多いであろう。

私は30代のベンチャー企業の社員さんに英語を教えている。今回はその経験を通して、教えていて感じること、英語を上達させるためにどのように勉強すべきか紹介する。

英語は話せないといけない

英語が話せるようになりたいけど今更まあいいか、と考えている人は多いのではないだろうか。その考えは大きな間違いである。そのように考えている人は、英語が話せたときに広がる可能性を理解していないに違いない。

海外の企業とビジネスがしたい、海外で働きたいから英語を勉強する社会人は多い。しかし、それ以外にも英語を勉強するべき理由はたくさんある。

日本語が話せないと有名な日本人でさえ、最近では英語が話せる人が若者の中で増えている。今更いいやと考えていたらどんどん入社してくる若者に追い越されてしまう。

もちろん他のスキルも大切ではあるが、グローバルな企業で働いていれば英語を話せる人の方が出世するチャンスは大幅に大きいであろう。

英語ができると他のスキルも身につきやすくなる。

たとえば、スペイン語を学びたい人がいるとする。多くのスペイン語の単語は英語の単語と似ている。そのため、より簡単に覚えることができる。

プログラミングスキルも同様である。プログラミングのコードはすべて英語で書かれている。そのため、英語ができると頭に入りやすい。

他の国の人はほとんど英語が話せるので、出会いやつながりも増える。このように、英語が話せるようになると思ってもいなかったメリットが生まれる。

レッスンの金額、回数

1回1時間のレッスンを1対1で、2000円で行っている。各自レッスンを受ける回数は異なるが、多くの社員さんは週2の頻度でレッスンを受けている。

レッスンの内容

人それぞれではあるが、レッスン内ではトイックの勉強と英会話を中心に行っている。それぞれについて具体的に話していこう。

-TOEIC

TOEICの勉強を勧めるようにしている。というのも日本ではTOEICが主流だからである。他にも英検やTOEFLなどの英語の試験もあるが、企業が中心的に見るのはTOEICである。

社会人ということもあり、今後転職の際にも一つの指標として見られる材料になるため、受けることをすすめている。

TOEICの勉強だけにとどまらず、試験まで受けることをすすめている。社会人は会社で働いているため時間が確保できないという方が多く、あまり勉強するやる気がない。

しかし、お金を出して試験を受けるとなるとしっかり勉強する。またスコアで結果が出てくるため、どのくらい成長できたかを目で見ることができる。やはりスコアが伸びているとやる気にもつながっている。

TOEICの勉強を一緒にするというよりかは、どのように、どういったスケジュール感で勉強すべきかをプランニングする場合が多い。社員さんの多くは、勉強の仕方がわからないという問題点を抱えている。

それに加え、1時間という短時間ではあまり効果のあることを教えるのは難しいため、働きながらも勉強できる方法を提案し継続してもらうようしている。

-英会話

レッスンは主に英会話を中心に行っている。英会話の進め方としてて、わからない言葉や言い方があれば聞いてもらう方式で進めている。

話す内容も特に決めておらず、日常会話を行っている。仕事であった話はもちろん恋愛の話を一緒にすることもある。楽しみながら進めている。

英会話を中心に行う理由は、文法の勉強やテキストを使いながら勉強しても頭に入らないからである。彼らはすでに中学生や高校生のときにその勉強方法は経験済みである。しかし、英語を話せるようにはなっていない。

英会話というアウトプット方式の方が英語は身につく。だから、英会話を通してフレーズの使い方や単語を覚えてもらっている。

教えていて課題と感じる点

教えている社員さんで共通に持っている課題を紹介する。

-やる気がない

まずやる気がなく、中途半端な勉強の仕方をしている点である。言い換えれば、勉強の時間が少ない。なぜ英語を話せるようになりたいのかを自分の中で明確にしておくことが大切である。

目標を設定し、その目標を日々意識していれば成長にも繋がる。私の教えている社員さんの多くは、海外で働きたいから、海外に出張へ行きたいからといった目標を持っている。英語を勉強する上でとても良いモチベーションになっていると思う。

-プライドが高い

次にプライドが高いことも一つの課題である。これは、間違いを恐れて言葉を発する前に、日本語で言い方を聞いてくる点によく表れている。

間違っていても実際に言葉を発することでどういった点が間違っていたかを発見することができる。わからないから答えをすぐ聞いてしまうだけでは確実に身につかない。

また、理解していないのにわかっているふりをする点もプライドが高い証拠だ。わからない点があったらどんどん質問をしてほしい。そのまま進めてしまうとさらにその後の内容もわからなくなるだけでなく、どの点がわからなかったのかも見つけることができなくなる。

-文法で考えている

最後に、頭の中で文法を考えて文章を作ってから話す社員さんが多い。そのため会話のペースがとてもスローになる。

言い方が違ったとしてもどんどん言葉を発して、フレーズなどを耳で覚えていけるとベストなのではないかと思う。

どこを集中的に伸ばすべきなのか

スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングがある中で、何を集中的に勉強するべきか悩んでいる人もいるだろう。それはもちろんそれぞれの目標によって異なってくる。しかし、その中でも一番重要となってくるのはスピーキングである。

私は帰国子女だが、経験上日本に戻るとスピーキングスキルが一番最初に低下していく。その上、スピーキングは上達させるのに一番難しい。

だからこそ集中的に伸ばさないといけないのである。スピーキングができると他のリスニング、ライティング、リーディングも共に成長していく。

スピーキングは特に社会人にとって重要であるため伸ばすべき点である。たいていの場合、社会人は試験を受けるために英語を勉強しているのではなく、ビジネスのために勉強している。

ビジネスでは外国人と英語でコミュニケーションを取ること、自分の意見を英語で表せることが重要になってくる。実際に教えていても思うが、リスニングはまあまあできているが、スピーキングはまだまだである。

時間がない中で英語を上達させる方法

社会人が英語を勉強する上で一番ネックになるのが、勉強の時間を作ることではないだろうか。お仕事が忙しく英語のレッスンなどを受けている余裕がない人もいるであろう。そこで今回はそういった方へのおすすめの勉強法を紹介する。

-英語で日記をつける

毎日少しでも英語に触れることは非常に大切である。この方法は、私も初めてアメリカに行った際に行っていた。

長くなくてもいいので、自分が毎日続けられる分量で書くようにする。英語で日記を書くことで自分が言いたいことをどう英語で表すかを考えるため、表現力が上達する。様々な方法で表現できるようになる。

-合間の時間を有効に使う

時間がないからこそ、合間の時間が重要になってくる。電車に乗っている時間、休憩の時間にできることはたくさんある。たとえば、通勤時に英語のリスニングをする、英語のアプリを使うなどある。

少しでも良いので合間の時間を有効に使い、毎日英語に触れることを意識してもらいたい。

-日常生活に取り入れる

何度も繰り返すが、毎日継続的に英語に触れることが一番大切である。日常生活に英語を取り入れ、触れる回数を増やそう。

音楽を英語で聞く、映画やドラマを英語で見ると、様々な方法で取り入れることができる。

-外人と話す

仕事場にいる外人でも良いので、外人と会話をする機会を増やそう。外人と会話する場合、日本語が使えないため、嫌でも英語で話さないといけない。

その場で無理にでも自分が言いたいことを英語で伝えようとすることは重要であり、良い訓練になる。それに加え、もっと英語が話せるようになりたいというモチベーションにもなる。

まとめ

英語が話せるようになるまでは、地道にコツコツ努力を重ねる必要があり、簡単なことではない。しかし、英語を身につけることができたら、今後の可能性も広がるであろう。

社会人の多くは、英語をいまさら身につけても遅いと考えの方が多いが、転職したいと思った際に、より選択肢が増えることは間違いないので、ぜひ今からでも英語の勉強に取り組んでもらいたい。