リスニング

TED talk -無料で出来る実践的な英語勉強法

「テスト用の英語じゃなくて実践的な英語の力を伸ばしたい」

「リスニングの勉強を始めたけどどうしても続かない」

といった願いや悩みを抱えている人は多いかと思います。

 

私もそう考えていた人の一人です。

私も海外留学を考え始めた時期、TOEICのリスニングなどは整った英語すぎて意味がないと考えていました。

また、英語のラジオでリスニング練習しようとも何度も考えたが、多少聞き取れてはいるはずなのになんとなくつまらなくて頭に入ってこない、というような経験をしたことある人もいるかと思います。

英語の試験で使われるような整った英語ではなく、より生きた英語で数か月と継続して勉強することが出来れば、実際にネイティブの人と話す時でも間の取り方やネイティブ独特の表現などに自信を持って対応することが出来るのではないでしょうか。

 

今回はそのような願望を一気に叶えることの出来る勉強法をご紹介したいと思います。

 

TED talkというサービスを聞いたことがあるでしょうか。

TEDとは、Technology Entertainment Designの略で、もともと著名人などがアイデアを広げるための講演会のことを指します。

最近ではYou Tube上や専門サイトに多数の動画が挙げられていて、希望の言語の字幕付きで無料で見ることが出来るようになり、世界中の人に見られているサービスです。

では、実践的な英語の勉強のためにこのTED talkのどのような点がオススメなのか、見ていきたいと思います。

 

TED学習のメリット

TED学習のメリットは数えきれないほどあるのですが、他の英語教材と比較して優れていると感じられる部分にフォーカスしてみたいと思います。

1.10分前後の長さの動画が豊富で、手を出しやすい

海外ドラマで英語を勉強するという方法もありますが、私がTEDの方をおすすめする一番の理由はこの点です。

海外ドラマは通常1時間枠のために作られているので、集中力を保って見続けることが困難です。

私自身も30分で休憩を入れて海外ドラマを見たりしていましたが、いまいち話が頭に入ってこず、やる気をそがれた経験があります。

一方でTEDの動画は10分前後のものが最も多く、20分台の動画を見つけることはそう多くはありません。

この長さでしたら英語に耳が慣れていない人でもなんとか集中力を持続させることができ、何より話がまとめられているのでぼーっとしてしまうことも少ないでしょう。

 

2.プレゼンの内容自体がためになるので、飽きずに聞ける

英語のニュースなどでリスニングの勉強をしていて、よく事情のわからない海外のニュースに飽き飽きした経験のある人もいるのではないでしょうか。

TEDのスローガンは、「ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア)」です。

このスローガンの通り、TEDでは素晴らしいアイデアやためになる体験談をたくさん聞くことが出来ます。

TEDでは専門的な研究に関わる話から人生の生き方など、ありとあらゆるテーマがそろっているので、必ずあなたも自分の興味が湧き、飽きない動画を見つけられるでしょう。

 

3.話者のプレゼンが上手く、聞きやすい

この点も、海外ドラマと比較して優れている点でしょう。

海外ドラマの役者たちはリアルな演技を第一としているため、必ずしも視聴者がいかに聞きやすいかは考えられていません。

時にささやいたり、口論したり、ネイティブでもわからないような話し方をすることもあります。

一方TEDの話者に関しては、大学の教授からアーティストまで様々な人がそろっていますが、みなプレゼンが圧倒的に上手く、どのようにすれば観客が聞きやすいか考え抜かれているように感じます。

語り口調なので試験の英語教材ほど固くはないですが、こちらが聞きやすいように喋ってくれ、実践への導入としては理想的であると思われます。

 

4.字幕・スクリプトがついている

TEDの動画には基本的に字幕がついています。

字幕は複数の言語から選べ、多くの動画ではもちろん日本語も見ることが出来ます。

また、字幕のみならずスクリプトが見れる動画が豊富にあることがうれしいポイントだと思います。

スクリプトを確認することが出来れば全体の流れを確認しながら自分のわからないポイントを重点的に読み込むことが出来るので便利ですね。

 

5.アプリで持ち運べる

最後にご紹介したい魅力は、アプリが充実している点です。

このアプリ、最大のポイントは動画または音声をアプリ内にダウンロードしてオフラインで聞くことが出来る点です。

家でスマホにダウンロードしておけば、データ使用料を食うことなく通勤通学中のスキマ時間に英語力を伸ばすことも可能です。

もちろんアプリ版でも字幕はつけられますし、マイリストなどを作って管理することも可能です。

時間も長くないので、ちょっとした時間で英語の力を伸ばせるのは良いポイントですね。

 

TED学習のデメリット

続いて、デメリットについても見ておきたいと思います。

1.完全な初心者には難しいかも

メリットの点で手を出しやすいとはお話しましたが、あくまで一定水準の英語力がある場合の話です。

聞きやすいプレゼンといえども大人の聞き手に向かって話しているので、ある程度の単語や理論的な話は出てきます。

目安としてはTOEICで600点程度以上の方向けになるかと思います。

ただ、そこまでリスニングに自信がないという方でも、TEDでは再生スピードを調整することが出来るので、自分に合ったペースでしっかりと勉強していくことをオススメします。

 

2.アウトプットの場はない

TEDで出来るのはあくまでプレゼンを聞くというリスニング練習だけです。

もちろんシャドーイングなどの練習を行うことで自ら喋りながら英語を鍛えることは出来ます。

ただ、自分で内容を考えながら言葉を絞り出していくというような練習はTEDだけではできません。

TEDで培った英語力を基に会話する機会を自ら探してみる必要はあるでしょう。

 

TED talkの使い方

1.興味のある動画を選ぶ

まずは自分が聞きたいと心から思えるテーマを選びましょう。

好奇心は勉強の何よりのガソリンとなります。

TEDの公式サイトを見ると、実に450ものトピックがあることが分かります。

ビッグバンなどの宇宙に関するスケールの大きなテーマから、チェロの持つ力についてといった芸術的なテーマの動画など、多岐にわたります。

「ずっと英語を聞いていると嫌になる」

というような英語に抵抗感のある人はこういった音楽系の動画で演奏を交えたプレゼンを見てみるのも良いかもしれません。

2.まずは聞いてみる

興味のある動画が決まったらまずは一度字幕やスクリプト抜きで聞いてみましょう。

文字を見ながら聞いてしまうと我々日本人が比較的慣れているリーディングの練習としての意味合いが強くなってしまいます。

音だけで意味をつかめるように習慣づけしましょう。

プレゼンの中には図や動画を用いているものもあるので思った以上に概要がつかめるかもしれません。

3.内容を確認する

何の補助もなしにプレゼンを見終わったら、字幕・スクリプトを見ながら聞き取れなかった単語を確認していきましょう。

専門用語などは必死になって聞き取れる必要はありませんが、

「これは専門用語を言っているんだな」

とわかるのかそうでないかは雲泥の差です。

知っている単語や文法が聞き取れなかったのか、単に未知の単語なのかという点だけは注意して進めましょう。

4.より深く練習していく

次に、動画の内容が理解でき聞き取れるようになったら、シャドーイングを実践してみましょう。

話者の英吾を自分の血肉にしていく作業です。話者の話にかぶせていく形になるので最初はとても難しいですが、再生スピードを調整するなどしてじっくり進めていけると良いでしょう。

シャドーイングが出来るとその言い回しが自分のものになるので使える英語の幅も大きく広がるでしょう。

 

オススメのTED talk動画

最後に筆者自身が見たオススメの動画を3点ご紹介します。

1.4 reasons to learn a new language(新しい言語を学ぶべき4つの理由)

新しい言語を学ぼうという皆さんにこそオススメです。

この動画を見た後には、英語のみならずさらに新しい言語を学んでみようと思えるかもしれません。

この動画の話者の英語は非常に聞き取りやすく、スピードもちょうど良いので初心者の方にも手を出しやすいと思います。

 

2.The brain benefits of deep sleep – and how to get more of it(脳が深い睡眠から更なる恩恵を得る方法)

この動画を今回チョイスした一番の理由は、この動画がたった6分半しかないことです。英語に苦手意識のある方はこういった短い動画から始めてみるのがよいでしょう。

今この記事を読んでいる皆さんの中には睡眠時間を削って勉強や仕事をしている人もいるかもしれません。

そんな方にこそ是非この動画を見てもらい、自分の健康・生産性向上のためにもいかに睡眠の質が大事かを思い出していただきたいです。

 

3.7 rules for making more happiness(幸せを産む7つのルール)

2010年の少し古い動画ですが、あらゆるところでオススメされているとてもためになる動画です。

この動画は少し上級者向けといえるかもしれません。

なぜなら、話者は出身がオーストリアで、少し癖があるからです。

ただ、英語は世界最大のグローバル言語であり、訛りや癖があることは全く珍しくありません。

むしろそういったイレギュラーになれるためにこう言った動画で勉強してみるのも良い手段といるかもしれません。

 

おわりに

TED talkを活用した勉強法はいかがだったでしょうか。

TED talkでネイティブの間や言い回しをつかむことが出来れば、実践の場においても慌てることなく対応できるでしょう。

ただの英語の勉強ではなく自らのモチベーション向上にも役立つTED talkを用いた勉強法、ぜひあなたのお気に入りの動画を見つけてみてください。