TOEIC

リスニング弱者がTOEIC対策を通じて英語を聞き取れるようになる方法

前回はTOEIC対策アプリ「スタディサプリ ENGLISH」をご紹介させていただきました。今回はそのアプリを使って、リスニングが苦手な人でもリスニング力を向上させるコツを説明していこうと思います。

避けては通れないリスニングの重要性

日本人は一般的な傾向として、学校の学業においては、リーディングやライティングに比重を置いたカリキュラムに沿って勉強することが多いと考えられます。これまでの受験の入試においても、リスニングの試験がある学校でも、問題のうち2〜3割程度しか占めないことが多いです。

しかし、2021年からは現行のセンター試験に代えて、「大学入学共通テスト」という試験が実施されることが決定しています。この試験では、リスニング100点、リーディング100点の200点満点の形式で行われます。

このリスニングの配点は、従来のセンター試験の2倍まで増加することになります。このような入試試験の傾向からして、近年では英語学習において、リスニングの重要度がより一層高まっていることがわかります。

なぜリスニングが重要かというと、仕事や留学で避けて通ることはできない必要なスキルであるからです。今後はリスニングが苦手で英語ができないと就職にも響き、企業のグローバル化も進んでいるので、英語を使わずしてビジネスの中で勝ち抜くのはかなり厳しいです。

しかも、英語は一夜にしては成りません。単語などは単純暗記のため短期間で詰め込むことも可能ですが、リスニングは継続的にやらないと身につかない性質なので、ある程度の学習期間を設けて勉強する必要があります。

留学ではもちろん、グローバル企業に勤めた場合は海外出張や外国取引先との会合などで、コミュニケーションを取る最初の段階に必要なのはリスニング力です。そのような状況で相手の意思疎通を把握するためには、自分が相手の言うことを聞き取れなければ何も始まりません。

リスニングだけではなく、会話を成り立たせるためにはもちろんスピーキングも欠かせません。しかし、慣れないうちは多少の発音や文法の間違いがあっても、ジェスチャーなどを用いて一生懸命伝えようとする姿勢が相手に伝われば、多少拙いスピーキングでもネイティブの方たちは優しく理解してくれることが多いです。

また、正しい発音が聞き取れないと、自分も正しい発音で話すことができません。そのため、最初はリスニング力を上げていくことが、英語の学習で最も大切なことだと私は考えます。

 

私は高校受験や大学受験の際、入試の英語科目ではリスニングの試験がありませんでした。そのため、リーディングやライティングの対策しかしたことがなく、リスニングを大の苦手としていました。

そんな私が次のステップとして受けた試験で苦戦したのが、TOEIC(リスニング&リーディング)です。全問が4択マークシートの試験形式で、200問中前半100問がリスニング、後半100問がリーディングとなっています。

初めてTOEICの勉強を始めた頃は、リスニングの問題文を聞いても全然聞き取れず、何が何だか全く理解できませんでした。

しかし最近ではスタディサプリを通じて勉強をしていくうちに、少しずつ聞き取れるようになってきましたので、ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。

パーフェクト講義のディクテーション、シャドーイングをとにかく繰り返し練習する

パーフェクト講義とは

スタディサプリでは、それぞれの方の英語力によって最初に学習に取り掛かるチャプターが異なることがありますが、いずれの方もリスニングの対策は「パーフェクト講義」というチャプターから始めることになります。

パーフェクト講義は、TOEICの問題形式に沿ってそれぞれ問題演習や解説動画が組み込まれたレクチャーとなっています。Part1〜Part4がリスニング、Part5〜Part7がリーディングです。

Part1〜Part4対策のレクチャー全てに、必ず問題演習、それに対応する復習としてディクテーションとシャドーイングが組み込まれています。これらの復習が、リスニング力を上げるための最も重要なポイントです。

ディクテーション

ディクテーションとは、読み上げられる英語の文を書き取るという学習法です。一語一語を書き取るために集中して英文を聞き取ることで、リスニング力が向上します。

なぜリスニング力が向上するのかというと、「読む英語」と「聴く英語」の違いのギャップに気づくことができるからです。

「文章で英文を読むと、理解するのが非常に容易だと感じたのに、文章を目で見ないで聴いてみると全然理解できない。」ということが意外とよくあります。このギャップを把握するためにも、ディクテーションは必要不可欠です。

英語が苦手な人にはリンキングを理解していない人が多いです。リンキングとは、2つの英単語をつなげて1つの単語のように発音することです。例) want you ⇒ ウォント ユー ⇒ウォンチュー

このように、いくつかの単語が繋がってワンセットで発音するのが難しいです。本来の一語一語の発音とは異なる読み方にも、対応できなければいけません。

単語と単語が繋がって聞こえるリンキングがなかなか聞き取れないという人は、ディクテーションの練習によって飛躍的にリスニング力がアップします。

また、ディクテーションを行うことにより、聞き取れない原因をしっかりと自分で分析することが大事です。語彙がそもそもわからなかったのか、それとも発音を間違って認識していたのか、リンキングが聞き取れなかったのか…これらの問題を自分でしっかりと把握して繰り返し練習することで、必ずリスニング力は向上します。

 

ここで、スタディサプリではなく一般的な机に向かった勉強だと、ディクテーションの際に一語一語をペンで書きとらなければいけないため、書くこと自体に労力と時間を使ってしまいます。

TOEICは4択のマークシート方式の試験です。そのため、英語のスペルを書きとることよりも重要なのは、単語を見て日本語の意味を理解したり、聞き取りができるようになったりすることです。

TOEIC対策においては、紙とペンを使って直接書きとるディクテーションは勉強の効率が悪くなってしまいます。

しかし、スタディサプリのディクテーションではキーボード配列式のタイピング操作で入力ができるため、書き取りをスムーズに行うことができます。これはスマホアプリやPCならではのメリットですね。

 

 

シャドーイング

次に、シャドーイングとは、読み上げられる英語の文を聴きながら、それに続いて真似して発音するという学習法です。

いったん英文を聴き終えてから読み直す「リピート」とは異なり、英文が読まれたすぐ後を追って、ほぼリアルタイムで発音するのがシャドーイングのコツです。少しだけラグが発生しているような感覚です。

このシャドーイングが、リスニングの勉強において最も重要な効果を発揮します。読まれる英語のリズム感、発音、リンキングなどを意識して、実践的に声を出すということがとても大切です。

スタディサプリでのシャドーイングの練習では、実際に発音した自分の声が録音されるので、後から自分の声を聞き直してみることもできます。

 

 

 

最初は英語を聴きながらシャドーイングするのが難しいという方は、上記のように英語の字幕をつけることもできます。

また、本来シャドーイングは声に出して行うのが一般的ですが、声に出すことで読まれる英語の音声と自分の声の音がかぶってしまい、上手く練習できないという方もいると思います。

そのような方は、実際には声に出さずに頭の中で発音をイメージしながら、脳内でシャドーイングをしてみてください。これだけでも、実際に声を出すシャドーイングとほぼ同様の効果を得ることができます。

特にPart3やPart4などの、対話文やある程度長いナレーター文を聞き取れるようになるためには、シャドーイングの練習はディクテーション以上に重要です。

もちろんディクテーションも効果がありますので両方満遍なく練習するのが一番ですが、時間のない社会人の方などはシャドーイング中心に取り組むのも良いと思います。

最も難度が高いのはPart3対策

私は個人的に、TOEICのリスニングのPart別の難易度順としては、
Part3>Part4>Part2≧Part1
の順で難しいと考えます。

Part1とPart2は英語の問題文が選択肢ごとに1文ずつしか読まれないのに対して、Part3とPart4では一気に英文がまとまって読まれるので聞き取るのが大変です。

特に、1人で英文を読み上げるナレーター形式のようなPart4とは異なり、Part3は2、3人での会話形式になるので状況を読み取ったりするのも慣れるまでは難しいです。

スタディサプリでPart1から順番に対策していくと、最初のうちは比較的初学者の方でもついていきやすいとは思いますが、Part3に入るといきなり学習ペースが落ちてしまいます。

しかし、ここで折れては次のステップに進めないので、前述したディクテーションやシャドーイングを根気よく繰り返し練習することが大切です。

英語を聴き慣れていない方はPart3対策に最も時間を費やすことになると思いますが、ここは時間を惜しまずに何回も英文を繰り返し聞いて、粘り強くコツコツ勉強することをお勧めします。継続すれば必ず耳が慣れて聞き取れるようになります。

 

また、初見の演習問題を解く際に全ての英文を一語一語聞き取らなければいけないということはありません。正解にたどり着けるかどうかが重要なので、たとえ難しくて全部は聞き取れない英文でも、ポイントとなる単語の部分を聞き取れれば正解までたどり着けるケースもあります。

Part3やPart4のリスニング問題が聞き取れるようになってきたら、大きい山を一つ越えたという感覚だと思います。あとは次に続くチャプターの実践問題集を通じて、どんどん応用力を養っていきましょう。

リスニング勉強の鍵

ここまでディクテーションやリスニングの勉強方法などについて上述しましたが、最も大切なのは毎日少しづつでもいいのでコツコツ地道に勉強を続けていくことです。

もちろん前述した勉強の仕方もとても重要ですが、英語は学習間隔を空けずに毎日勉強し続けなければなかなか上達しません。1日あたり3時間の勉強を週に3日で合計9時間勉強するよりも、1日あたり1時間の勉強を週に7日、つまり毎日で合計7時間勉強する方が効率的です。

なぜ毎日勉強することが効果的なのかと言うと、毎日の睡眠の前に勉強して脳を使うことで、記憶の定着化などをよく図ることができるからです。

人間の記憶は寝ている間によく固定されます。私たち人間はせっかく毎日睡眠をとっているので、少しでもいいので毎日勉強することが一番効果的なのです。

一例ですが、私は寝る直前にTEPPAN英単語を15分くらいやるようにしています。寝る直前に勉強をするというのも、効果的な勉強法だと私は考えています。特に単純暗記である、単語の勉強を寝る前にやるのはオススメです。

また、先ほどは声を出さないシャドーイングを例に出しましたが、もちろん実際に声を出して発音の練習をすることも良い勉強法です。友達と試しに英語で話してみたり、大学生であれば学内にいる留学生と話してみたり、英語サークルなどに入るのも良いでしょう。

たまには気分転換で、YouTubeやNetflixで海外の映画やドラマ、CNNなどを見るのも面白いかもしれません。

リスニングに自信のない方もスタディサプリから始めよう

リスニングの勉強の第一段階としては、まず単語が聞き取れるようになること。その次のステップとして、当事者意識をおいて内容を理解しながら聞き取れるようになることが大切です。

また、序盤にも述べましたが、前回記事では「スタディサプリ ENGLISH」についての総括的な紹介記事もありますので、良ければ是非そちらもご覧ください。

 

現時点でリスニング力に自信のない方も是非、「スタディサプリ ENGLISH」を通じてリスニング力の向上、TOEICのスコアアップを狙ってみてはいかがでしょうか?